【鬼灯の冷徹】恋する相手は腐女子の第2補佐官!? (ページ40)

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正体ページ40

スタッフさんからの混浴ということを初めて聞きお互い気まずくなってしまった

鬼灯「すみません…混浴とは知らずに。私先に出ますね」
A「え!?……いや鬼灯様、待ってください…!!」

気を使って出ようとする鬼灯様の手首を咄嗟に掴む
そしてお互いの瞳が合う

A「あ………///えっと………///その、気使わないで良いです…」

パッと鬼灯様の手首を放す
私は鬼灯様に背を向けて赤くなった顔を隠した

鬼灯「気は…使ってないんです…」
ボソッと鬼灯様が呟いた
すると私を後ろから抱きしめた

A「!?///………ほ、ほほは鬼灯様!?……なにを…///」

鬼灯「気を使って出ようとしたんじゃないです………

Aさんと混浴だなんて……」

ポツリポツリと呟く鬼灯様はどこか苦しそう

そして私の耳元で囁いた

鬼灯「私の理性が保てなくなるじゃないですか」

A「鬼灯様…………ﾋｬｯ！」

私を抱きしめたまま鬼灯様は耳をペロッと舐めてきた
恥ずかしさとくすぐったさでどうにかなりそう

鬼灯様は私の首筋まで舌を這わせてチュッと唇を押し当てた

だ、だめ…///こんなこと…鬼灯様となんて……!!
それに…このシチュエーションだったらイケメン同士がやった方が萌えるし!!←

誰かにでも見られたら……！

？「わ〜♪大胆だね鬼灯」

ピタリと私たちの動きが止まる
そして声のする方に顔を向け私は青ざめた

A「は、白澤さん!?」

そこに居たのはニコニコしながら私たちを眺める白澤だった

A「なんでいるんですか!!」

驚きのあまり目を丸くした

白澤「僕だけじゃないよ？ねー桃タロー君」
白澤さんの後ろからこちらを申し訳なさそうに顔を出した桃太郎さん

A「何故いるんです!?」

桃太郎「やめようとは言ったんですけどこの人聞く耳持たなくて…挙句にはストーカーし出すし」

A「え……？」

ストーカーという言葉で今までの違和感の正体が分かった

どこからともなく感じたあの視線
あれは白澤さんたちの事だったのだ

鬼灯「Aさんが気にしていたのはそういう事だったんですね」

A「鬼灯様、気づいていたんですか？」
鬼灯「まぁ。現世に着いた時から白豚のことは気づいてました。あんなに下手な尾行は初めてですがね」

白澤さんを馬鹿にするかのように鼻で笑ってみせる鬼灯様
白澤「うるせぇ、面白そうだから見てただけだよ」

ぷいっとそっぽを向く白澤さん

というかこの状況で焦っている私はおかしいの？鬼灯様離してください…泣