【鬼灯の冷徹】恋する相手は腐女子の第2補佐官!? (ページ27)

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恋愛ページ27

A「鬼灯様は誰かを好きなんですか？」

とりあえず聞こえた単語を組み合わせて理解した内容を口にする
お香さんたちはただただ私を見つめながら微笑んでいる

お香「Aちゃんが気にしてないのならそれで良いのよ、きっとこれから分かるかもしれないわ」

これから先何が起こるかまるで見据えているかの如くお香さんはふふ、と笑みを浮かべる

すると芥子さんがそう言えば、と口を開く

芥子「皆さんは私の元上司の噂をご存じですか？」

元上司？
芥子さんはここが最初の職場ではなかったのかな？
A「芥子さんの元上司って誰なんですか？」
つい気になって口に出していた
芥子「そうでした、A様には言ってなかったですね、私の元上司は白澤様なんですよ」
無表情だけれど可愛らしい声で意外な人物の名を口にした

A「白澤さん!?なんですか!?ということは芥子さんは極楽満月で働いてたんですか？」

芥子「正確には修行的なものです。A様も1度鬼灯様と行かれたと聞きました」

A「あ、はい！行きました！やけに兎が沢山いました！」

芥子「その兎たちは皆、白澤さんの元で修行をしているんです、私もその1匹でした」

A「そうだったんだ!!白澤さんやっぱすごい人なんですね」

私が関心していると
芥子さんが両手を上げて

芥子「その元上司が女性と遊ばなくなったという噂!!」

牛頭「あ〜！聞いた聞いた〜！驚いたわアレには！」

馬頭「殿方に何があったのかしらねー？」

一子「あのスケコマシが」
二子「女遊びをやめた」

お香「それは衆合地獄でも話題の的よ、女遊びをしなくなったのはいい事だけれど、こんなに噂になるなんてね」

なるほど
白澤さんは女遊びをしなくなったんだ
そう言えば鬼灯様も前に白澤さんは極度の浮気性とか言ってたから相当なんだなとは思ってたけど
みんながこんなに驚くほどなんだな

芥子「実は白澤さんがとある1人の女性に一途になったとか!!」

A以外「「「一途!?!?!?」」」

少し声が大きくなってみんな一斉に口を手で塞ぐ

お香「芥子ちゃん、どこからそんな情報を…？」
芥子「桃太郎さんです、ですが元上司が誰を好きなのかは公言できないそうなんです」

一子＆二子「無理やり聞き出す」

A「一体誰なんでしょうね〜？」

その後、一旦解散となり女子会は幕を閉じた
白澤の噂の真相は深まるばかりであった