【鬼灯の冷徹】恋する相手は腐女子の第2補佐官!? (ページ14)

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食堂ページ14

仕事も一段落してから
夕食を食べませんか？と鬼灯様と閻魔様に誘われ、ルンルンと食堂に着いて行った

食堂に着くと獄卒さん達がワイワイと賑わって食べていた
鬼灯「今日は人が多いですね」
閻魔「珍しいね〜」

そう言って食事を受け取る列に並ぶ
A「普段はあまり人がいないんですか？」
鬼灯「まぁ、そうですね。賑わいは少ない方です。」

閻魔「だけど料理は美味しいからほとんどの子達はここで食べるんだよぉ〜」

閻魔様はヨダレをたらしながら微笑む
A「ここの料理は誰が考えてるんですか？やっぱ結構凄腕のシェフさんですか!?!?」

鬼灯「いえ、食堂の料理は五官王第一補佐官を務める樒(しきみ)さん考案です。獄卒からは母親のように慕われていますよ。口癖は｢ちゃんと美味しいもの食べて暖かい布団で寝てる?｣です」

A「あ、めっちゃお母さん…」

そんなこんなで話をしているうちに順番が回ってきた

最初に閻魔様が普通の量の定食を受け取っていた

次に鬼灯様が閻魔様の倍の量を受け取っていた

あ、じゃあ鬼灯様と同じにしよう

席に着いたとたん閻魔様は驚きの声を上げる
閻魔「えぇ！Aちゃん、そんなに食べれるの!?」
鬼灯「女性にしては珍しいですね」

A「私、実はこう見えて大食いなんですよ。プラスあまり太らない体質なんです！」

意外だね〜と閻魔様が言いながら横のテレビを付ける
すると見た事のある番組が映る
A「あ、この番組良いですよね〜不思議発見するやつ」

鬼灯「えぇ、動物が可愛いです。」
閻魔「鬼灯くんたらこの前この番組でやってた2泊3日の旅行券に当たって1人で行っちゃったんだよ〜」

鬼灯「良いじゃないですか。お土産買ったでしょう。」
A「すごいですね！滅多に当たらないし私も行ってみたいですよ〜旅行とか良いですよね〜」

鬼灯「休みがあれば良いですがね」
A「休みなくなるんですか？」
鬼灯様の恨みの篭もった顔と私のにこやかな笑顔に見つめられ閻魔様はただ笑って流した

そしてご飯も食べ終えて
私達は食堂を後にした
閻魔様とも別れて私は自分の部屋へ案内してもらうことに
鬼灯「そう言えばAさんの部屋を教えていませんでしたね」
A「私が初日に入ったお部屋は誰の部屋ですか？なんか闇を感じましたよ？ツボの中で金魚が死んでました。」

鬼灯「私の部屋ですよ。」

A「あ、失礼しました」