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遡ること、あなたと焼き肉に行く前日の火曜日
比与太は、いつものようにあなたの自宅近くの駅まで送り
ルンルン気分で自分の部屋へと帰ってきました。
いつものようにドアにキーを差し込んで開けようとすると
ドアはもう既に開いていて
比与太は毎度のことに、何も気にすることなく部屋に上がりました。
比与太「母さん。また勝手にひとんちの冷蔵庫に補充しに来たの?」
そうです。
キッチンには比与太の母『平原ルミ』が居たのでした。
母「だって良い食材なのよ?撮影で揃えた物だから間違いないわよ。」
比与太「自分ちの冷蔵庫に入れろよ〜」
母「うちもうパンパン」
比与太「業務用冷凍庫がパンパンてさ……」
ほほぅ。
比与太の冷蔵庫には、こうして食材が集まってくるんですね〜。。。
うらやましい〜!
母「比与太?なんかいつもより中身減ってない?
友達でも来た?」
おっ!お母さん流石ですね!
良く気がつきます。
比与太「うん。肉好きな子がいてね♪」
母「えっ?あんた!とうとう家にまで引きずり込むようになっちゃったの?女の子達!」
あ、知ってんのね
お母さんも、息子が遊び人だって事。
比与太「はぁ?引きずり込むってなんだよっ!?」
母「比与太〜?あんたもそろそろいい大人なんだから!
将来のこととか真剣に考えなさいよ?
モテるのは今のうち!
色ボケしたジジイになったら、誰も見向きもしないわよ?
あんたがクラブで女の子と遊んでばっかりいるうちに、周りはきちんと結婚のこと考えてるんだからぁ!
気がつけば一人よ?それで良いわけっ?」
お母さん、確かに。
比与太「……あのなぁ〜母さん。
俺だっていつまで遊んではいないのー。」
母「ったく。どうだか〜」
比与太「俺だって結婚の事とかちゃんと考えてまっすぅー!
ってか俺、もうクラブ遊び辞めたし」
母「・・・・・っえ?ウソッ!?」
比与太「ホントー♪大事な人出来たし」
母「(・・・。)」←疑っている
比与太「ッブ!何その疑うような目は!!」
母「・・・あんたがクラブ遊びやめられるのぉ〜?
うそぉ〜ん。。。」←信じていない
比与太「っ!?ホントだよっ!やめたんだって!」
母「女の子大好きなあんたがぁ〜?
自分の下半身を制御できないあんたがぁ〜?
欲望に忠実なあんたが〜?」
比与太「・・・あれ?なんだろ?少し前に同じ事言われたような。。。デジャヴ??」
母にも信用無いって、相当だな……。
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裕(プロフ) - alexisさん» ぴよた、人並みになってきましたね( ´艸`) (2020年2月16日 2時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» この微妙な関係性……( ̄∇ ̄) ぴよたょ、人はそう簡単に変われないけれど、一途なところを持ち合わせるヒロインに惚れさせることは〜〜〜〜? (2020年2月13日 20時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» まだ『好き』が無い時点での『努力』ですけど(笑) (2020年2月12日 20時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» ちょっと独特ですけどね〜(笑) (2020年2月12日 19時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ちょっと、誠実になろうとしてるところが認められた、かな?( ̄∇ ̄) 頑張れぴよた!頑張れヒロイン← (2020年2月12日 12時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:裕 | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時:2020年2月8日 11時