ヒロインVSヒロイン【テニプリ】×【黒バス】

第9話 ページ9

これは....どうしたものか。
彼女は霧崎のバスケスタイルを知って
いるのだろうか？





知った上でやろうとなっているのか....。







姫「あ、私....姫野 唯(ﾋﾒﾉ ﾕｲ)って言います！！あの....マネージャーの件なんですが....？」






私たちの空気などお構い無しに言葉をかけてくるあたり天然さんなのだろうか？






....わざと？





いや、考えるのは止めよう。
めんどくさい事この上ない。






花「マネージャーは、もう募集してないんだ....ゴメンね？」








猫被り発動中のマコト。
中身知ってるとホント気持ち悪いわ。
どっからその笑顔持ってきてんの？






貴「ｯ！！？」






私の考え事を悟ったのかマコトから足を
グリっと踏まれる。






普通踏む？！
超痛かったんだけど！！




ギリッと睨み返すが彼は姫野さんに笑顔を向けたままだった。








原「....いいじゃん花宮、見学だけでもさしてあげれば？」






マコトの笑顔に顔を赤くしている姫野さん。
その姿を見ても原先輩は彼女を部に入れたいようだ。






(暇つぶし....か。)







キラリと光る瞳がそう、語ったいる。
原先輩って、暇人なのか？







花「....じゃあ、今日は仮入部という事で良いかな？」








あぁ、入らせたく無いんだな。
だって、どこからどう見ても面倒臭いタイプ
だもんね....。でもおバカさんだったらマコトのタイプなんじゃないかな？








姫「ありがとうございます！！よろしくお願いします！！」






ペコペコと何度も頭を下げる彼女を他所に私は、ドリンクを作りに行く。







関わるのはめんどそうだ。
本城さんとかアカリがなんとかするだろうし。






姫「あ、あの....手伝ってもいい？？」






ほんと誰かさんそっくり…腹立つ。
っていうか話しかけてくんな。






貴「ありがとう....でも今日は見学って言われたでしょ？黙って見ててくれないかな？」





姫「ﾋｯ?!....ご、ごめんなさい！！」






涙目になりながら謝ってくるのを無視して
仕事場に急ぐ。

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