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第33話 ページ34

「ほ....本城!?」


「うっそ....ヤバいんじゃない??」


「なんでここに?!」






影から出てきたのは本城さん。
どうやら既に霧崎第一のトップに君臨
されていたらしい。






奏「何してんのって聞いてんだけど、聞こえなかったの?」







差詰め、霧崎第一の女王なのではないか?
彼女が先輩らを見る目は格下を見る目。
冷やかな凍りついた瞳。






「何って...朔夜と話してただけだし。」


「そ、そうそう!!ね?朔夜??」





朔「半分はね。」





シレッとした顔で答える朔夜君に
彼女達は睨みつけた。




奏「ねぇ、アタシ言ったよね?バスケ部に手を出すなって。それはマネも一緒って分からなかった訳じゃ無いんだろ?」




1歩、また1歩と私達に近づいてくる
本城さん。その足音が場の空気を緊張させた。






(本城さん、カーストにもう口出ししてたんだ....。仕事早いな。)




「....だいたい何だよお前、いきなり1年がでしゃばってんじゃ無ぇよ!!」


「バッカ!!何言ってんのアンタ潰されたいの??」


「誰に言ってんのか分かってんの?!」



本城さんを知らない人、なのだろうか?
1人が文句を言い始めると周りがその人に
対して集中砲火。




本城さんの恐ろしさを知らない1人。
残りは知っている。





いったいこの短期間で何を彼女はしたんだろうね....。





奏「フフッ....アハハ!!何ソイツ新入り??
ちゃんと躾ておけよ。アタシに逆らったら
どうなるか分かってんだろォ?」





黒い笑みを零しニタリと微笑むと
彼女達の方へ手を差し出す。




「わ、悪かったって本城!」

「コイツ最近あたしらのとこ来たばっかで....。」


「な?今回だけッ!!頼む!!」



1人を残し頭を下げ出す数人。
それを見ては本城さんは笑うのを辞めた。




奏「それを躾ておくのがお前らの役目だろォが。そんくらいも出来ねェなら....這いつくばってろよ。」





ードガッ!!ー





鈍い音が辺りに響いた。
カーストの中でもトップら辺の髪を
引っ張り膝蹴りを顔面に食らわせた。
もちろんバサりと倒れた。
彼女達は足がガクガクと震えていた。
それはもう、産まれたての小鹿みたいにね。





奏「ネェ....分かった?アタシらに、コイツに手を出したらどうなるかさァ?アタシ直々に教えてやった訳だけど....。」





スイマセンッ!!と慌てて逃げ出す彼女達。
気絶している子は倒れたまま。
残っているのは本城さんに楯突いた子と
気絶している先輩。

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設定タグ:テニプリ , 黒バス , 悪女   
作品ジャンル:アニメ
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水素(プロフ) - 毎回、楽しんで読ませていただいてます!質問なのですが、高尾兄や灰崎以外にも伊月とかも、霧崎第一にいるってことになっているんでしょうか。それどけ、ご説明よろしくお願いします。更新これからも、頑張ってください! (2017年5月26日 17時) (レス) id: 13d0baa70d (このIDを非表示/違反報告)
珊瑚 - 全シリーズ読みました!どれもこれもすっごくスカッとします!ここからどんな快進撃があるのか楽しみにしています!頑張ってください! (2017年5月12日 18時) (レス) id: 5780d9b299 (このIDを非表示/違反報告)
- 資格取るんですかー?まぁ応援して上げないこともないですよー更新は気長に待ってあげるのでー続き頑張ってくださーい (2017年4月28日 23時) (レス) id: ec2c624665 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唄詠 | 作成日時:2017年4月16日 20時

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