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シアン ページ7

「は、はぁ…はぁ」



荒い息を整えて汗を拭いた。

侑も私のタオルを使った。


5月下旬、蒸し暑いし苦しい。

下ならエアコンもうつけてるかな。




「ねぇ」


「おん?」




「A、見てたの知ってる?」



「抜いたあとにドア開いたやろ、後処理だけ見られたわ」


そっか、良かった。


「妹も含めて自分らヘンタイやろ」



「うるさい、私だけ見ててよ」




突っ張った。

もうみんな私だけ見ていればいいのに。

私以外、見ないでいいのに。



どうやらまだ侑の“かわええなぁ”に縛られている。



妹じゃなくてわたしだけ見ていればいいのに。



静安中毒で、興奮して目眩起こしちゃえばいい。




「私だけ見ててよ」

妹→←しあん



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作者名:いぬお | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2020年2月18日 20時

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