浅尾きゅん☆ in tigers 4

コーチside(2) ページ9

10分ほど中断しても鳥谷は帰って来ない。


　サボるような奴じゃないから、頭痛が治まらないのだろう(´・ω・｀)


　仕方なく鳥谷抜きで会議を再開した。


　再開してから10分ほど経った頃、やっと帰ってきた。


　監督が気遣って声をかける。


　相変わらずあまり顔色は良くない気がするが...


　席に戻り、真剣な表情で資料を見ている。

　
　大丈夫そう・・・かな？


　「はぁ・・・」


　ん、ため息？？


　発信源は分からなかったが、多分・・・鳥谷だよな。



　その後も何回もため息をついている。


　本人も無意識なのかな(^_^;)


　一人だけ資料のページ違うし(笑)


　絶対頭痛治まってないな、こいつ(´Д` )


　ここで俺は進行役チェンジ。


　投手コーチが進行役に。


　監督の隣に座った俺はそっと耳打ちする。


　「トリ、絶対頭痛治まってないですよ(´Д` ) 練習まで休ませても良いですか？」


　「本当だな、顔色悪いわ。 拓みたいに無理して倒れられても困るし、今のうちに休ませよっか・・・」


　「その方がいいと思います＞＜」


　確かに、このまま無理させたら多分ダウンするだろう(´・ω・｀)


　「なぁ、トリー」


　最初は否定したけど、薬が効かなくて頭痛が続いていることを認めた(＾ω＾)


　医務室に行くことを勧めても、また否定する(笑)


　責任感が強いのは良いけどさ、もう誤魔化せないんだから認めたらいいのになぁ(￣∀￣)


　最終的には医務室に向かってくれた。


　練習までは1時間ほどしかないが、少しでも休んで元気になってくれれば良いな(＾−＾)！


　本当のところ、試合に間に合うなら練習も休んでも良いんだけど(^_^;)


　やっぱり試合にはいてほしい選手だから。


　走・攻・守そろっていてチームを引っ張ってくれる。


　「球児ー」


　「はいっ！」


　「まぁトリはあんな状態だから・・・もしかしたら練習来れないかも。その時は、最初の挨拶とか頼んだぞ！」


　「はい(^_^)☆」


　球児は投手キャプテンだからな、こういうときに頼りになる(*´∀｀*)


　いつもは鳥谷に仕切ってもらっているけどね。

　
　「今日からはいよいよホーム球場での試合です、頑張りましょう☆ お願いします!!」


　『お願いします！』


　たまには違うのも良いな(＾−＾)

　

　

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