浅尾きゅん☆ in tigers 4

再開 ページ12

●浅尾


　「はぁ・・・っ、はぁ・・・ コンッコンッ・・・」

　
　いつもなら軽くこなしていた準備体操のようなメニューなのに・・・


　高熱で弱った身体は思い通りに動いてくれなかった。


　もー・・・なんで・・・


　自分自身にイライラしてくる。


　なんでこんなこともできないのー・・・


　「ふぇっ・・・くしゅ...」


　「浅尾さん、やっぱり今日は帰って休んだ方が・・・」


　「もう少しだけ・・・頑張ってみます！」


　「もう少しだけですよぉ(´・ω・｀)？」


　皆にはやく合流したい。


　追いつきたい。


　『体調を考慮しないと』という気持ちと『一刻でも早く合流したい』という気持ち。


　でも、どうしても焦ってしまう。


　「コンッ、コンコンッ・・・」


　「やっぱりやめましょう。 まだ完治していないですから、ここで無理するのは逆効果です(｀・ω・)」


　「はぃ...」


　気が抜けて、その場にへなへなと座り込む。


　「大丈夫ですか(´・ω・｀)？ 少し練習できただけでも大きな進歩だと思いますよ(^_^)！
　 また調子が良ければ明日から頑張りましょう!!」


　「そーですね・・・」


　「そんなに気を落とさずに(^_^) 焦っちゃダメです、徐々に身体を戻していけば大丈夫です！」


　納得し、この日は練習を切り上げることに。


　ロッカーに帰って着替えていると良太さんに会った。


　「お！？ 拓、もう練習しとったん？」


　「ちょっとだけですけどね・・・ランニングとか筋トレとか。」

　

　「今日はもう練習上がるん？」


　「はい・・・まだあんまり調子良くないみたいで(^_^;)
　微熱まで下がったので大丈夫だと思ったんですけど・・・ ケホッケホッ...」


　「だから無理するなって言ったのに(´・ω・｀) お大事に＞＜」


　「また明日練習に来れるように頑張ります(*´∀｀*)」


　「じゃあ俺は拓の分まで試合頑張るなぁ♪」
　

　「お願いします(^_^)！」
　
　

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