俺があいつを嫌いになった理由 ２ ページ6
予想外の一言に、及川ファンではない事理解した俺。
そして、その言葉に笑う花巻達。
それを聞いて、悲しむ及川.....
うん。
.
マネージャーにしても大丈夫だな！
.
そう思った。
後、思った事は....
「A！なんで、俺の気持ちをわかってくれないの！！」
「なに、意味わかんない事いってるの！？てか、抱きつかないでよ！！」
「痛い！叩かないでよ！！」
「抱きつくからでしょ！！」
さっき自分で、叩いたら余計馬鹿になるから止めとけっと言ったのに叩いてる夏目....
.
なんだ、天然なのか？
.
まあ、叩かれる及川もだから仕方ないか！
.
そう、思っておくことにした。
すると、俺の方を見てこっちにくる夏目。そして、俺の前に立って話しはじめる。
「えっと、岩泉一君だっけ？及川の邪魔でちゃんと自己紹介をしてなかったね！
私、夏目Aって言うの。よろしくね！」
そう、元気にあらためて自己紹介をする夏目。俺も、それに答えるために自己紹介をする。
「おう。俺はさっき言ったとうり、岩泉一だ。バレー部の副主将をしてる。
わからないことがあったら言えよな！」
「うん！ありがとね！岩泉くん！」
そう言って、手を出してきたので握手をする。そして、なぜかこんな事を言われた。
「岩泉くん」
「岩泉でいいぞ。なんだ？」
「あまり、及川を手で殴るとひねって手を捻挫する事もあるから、ほどほどにね！」
「おう...」
そう言ってきた。
.
なんて良いやつなんだ！
.
そう思った。
俺が出会って思った事は、及川のファンでもないし、部員全員とも仲良くしてるし....
なにより及川を嫌いではないか。
これは、マネージャーに適任だと思う。
うん？待てよ....
及川が嫌いなのに、どうしてマネージャーをやると決めてくれたんだ？
そう思って、聞こうとしたら俺の側に花巻と松川がいて俺の手をじーっと睨んでくる。
「なんだよ...」
「岩泉、うらやましすぎるぞ！！」
「何がだよ？」
「Aと手を握るとは！！」
「は？普通に握手しただけだろ？」
「岩ちゃん！今すぐに、その手を洗ってきて！！」
「うるせぇーー！！」
俺は、及川だけを殴って黙らした。
.
そして思った。
.
こいつら、夏目が好きなんだな......
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作者名：アルテミス | 作成日時：2016年8月24日 4時
