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183本目〜反撃ノ刻〜 ページ38

ヒビヤside

まずいよ、これ......

「モンゲーーーーー!!」

獣じみた雄叫びを上げ、白銀の悪魔は、頭蓋骨の爆弾を片手間に投げた。

僕ら小学生組は建物の物陰に隠れながら、赤猫団のサポートに徹していた。

ヒカリオロチに、コウタへこの事を知らせるように頼んで、数分。

その数分は永遠の様に感じた。何度も何度も、繰り返しているような......

ヒヨ「.......私も加勢したいのにっ」

僕達に、そんな力はない。僕の「凝らす」もこの状況ではなんの役にも立たない。

友だち妖怪を呼ぼうにも、まだあの4匹しか友だちはいない。どうすれば.......

一つだけ、手はある。でも、そんな事したら......

皆がやって来た事の意味が、無くなる。

だけど、ジバニャン達だけじゃ.......

イ「_________やっぱり、呼ぼう」

さっとイナホは立ち上がり、右手に付けていた妖怪ウォッチにそっと触れた。

「ダメです!」

黒い影の中から、カゲローが顔を出した。カゲローはイナホの手を掴み、早口に捲し立てた。

カゲ「アリスを呼んではダメです!もし奴がジョーカーの手先だったら、拐われてしまいます!」

イ「でも........!」

しかし、イナホが何か言う前に、カゲローは「頼むから」と言わんばかりの目でイナホ、僕らを見詰めた。

カゲ「お願いです......アリスを呼ばないで下さい。彼女に、もう嫌な事思い出して欲しくないんです」

手の力を緩めイナホの手を離し、悲しげな、何処か悔しげにカゲローは言った。

カゲ「あいつは僕ら、スペード団が決着をつけます。なので、どうか皆さん、アリスを呼ばないで.......」

イ「__________なんで」

ギュッと、イナホは右手を握り締めた。

イ「なんでそうやって、アリスを除け者にするの?アリスは貴方の、スペード団のリーダーなんでしょ?」

カゲ「だから、アリスにこれ以上嫌な事を........」

イ「_______友だちを忘れろって言うの?」


はっと、カゲローの目が大きくなった。






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ミナズキ(プロフ) - 和奈さん» これは第一シリーズから見た方がなんとなく解ると思うので、【妖怪ウォッチ】妖怪ウォッチdazeと検索すればたぶん出る筈です。このシリーズを見てくださりありがとうございます! (2016年3月6日 22時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)
和奈 - この作品の1から見たいのですが、何と検索すれば出てきますか? (2016年3月6日 21時) (レス) id: 66e0ba6353 (このIDを非表示/違反報告)
ミナズキ(プロフ) - アンケートはまだまだ募集中です。どこかご協力下さいませ! (2016年1月9日 22時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)
火車 - ミナズキさん» そう言って頂けて私も嬉しいです…(*^_^*) (2016年1月4日 19時) (携帯から) (レス) id: e5ef8f5494 (このIDを非表示/違反報告)
ミナズキ(プロフ) - 火車さん» いえいえ。アンケートに参加くださりありがとうございます! (2016年1月4日 17時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミナズキ x他2人 | 作者ホームページ:http://uosv.org/p/ai0613  
作成日時:2015年12月15日 21時

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