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ヒヨ「僕らが決着をつけますって、しんどいのに何言ってんの!?見るからに苦戦してるじゃんか!なのに......なんで仲間を信じないの!?」
カゲ「......僕だって」
ポタポタと、黒いアスファフトの上に、雫が落ちた。
カゲ「僕だって........彼女に助けて欲しいよ。でも、そこまでして彼女を......アリスを苦しめたくないんだ......」
ヒビ「.......なんだよそれ」
そんなの、ただ意固地になってるだけじゃん。
僕が言える事じゃない。でも、そんなの納得出来ない。
『あの人達となら__________』
彼女を、奪い返せた。僕独りじゃどうにもならなかったし、頼る人もいなかった。
そんな僕らを助けてくれたのは________
ヒビ「_________イナホ、アリスを呼んで。ユウカはフユニャンを」
ヒヨ「あんた、何言ってんの?」
本気なの?
そう聞いてきたヒヨリに、僕は頷いて返した。
ヒビ「そんな理由で仲間を遠ざけるなんて、やっぱ可笑しい。どうしようもないなら素直になりなよ」
カゲローからイナホに目を向け、互いに頷き合った。
彼女を鬼時間・怪の中に呼んだら、どうなるか。それは僕にも解らないし、アリス自身も解らないだろう。
マイティードッグで彼女をここへ呼び出し、捕らえるのが奴の狙いだろうけど、その時はその時だ。
イナホは赤い縁のメダル、ユウカは緑の縁のメダルをそれぞれの手に握った。
「「私の友だち!出て来て!」」
ユ「フユニャン!」
イ「アリス!」
「「妖怪メダル、セットオン!!」」
『レディースアーンドジェントルメ〜ン!ポカポカ族!』
『イサマシ、召喚であります!』
零式、プロトタイプ。それぞれの召喚ソングが流れ、赤と緑の光が放たれる。
その中から、2つのシルエットが現れた。
1つはマントの猫。もう1つはワンピースの少女。
フ「フユニャン!」
「アリス!」
二人は地面に舞い降り、フユニャンはユウカの元へ、アリスはカゲローの元へ歩み寄った。
「遅くなってごめんね。私も戦うよ」
カゲ「でも、アリス......」
「もう大丈夫。今度こそ、決着をつけてやるから!」
くるりと振り返り、ジバニャン達を追い詰める白銀の破壊兵器を睨んだ。
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ミナズキ(プロフ) - 和奈さん» これは第一シリーズから見た方がなんとなく解ると思うので、【妖怪ウォッチ】妖怪ウォッチdazeと検索すればたぶん出る筈です。このシリーズを見てくださりありがとうございます! (2016年3月6日 22時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)
和奈 - この作品の1から見たいのですが、何と検索すれば出てきますか? (2016年3月6日 21時) (レス) id: 66e0ba6353 (このIDを非表示/違反報告)
ミナズキ(プロフ) - アンケートはまだまだ募集中です。どこかご協力下さいませ! (2016年1月9日 22時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)
火車 - ミナズキさん» そう言って頂けて私も嬉しいです…(*^_^*) (2016年1月4日 19時) (携帯から) (レス) id: e5ef8f5494 (このIDを非表示/違反報告)
ミナズキ(プロフ) - 火車さん» いえいえ。アンケートに参加くださりありがとうございます! (2016年1月4日 17時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミナズキ x他2人 | 作者ホームページ:http://uosv.org/p/ai0613
作成日時:2015年12月15日 21時