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108本目〜進撃の浮遊霊〜 ページ7

その時、手に何かが当たった様な感触がした。涙を拭い、視界が開けると、そこには1つのビー玉が落ちていた。なんでこんな所に落ちているのだろうと思いながらも、それを拾い上げた。

『の〜ぞけ、のぞけ〜。今のぞけ〜』

そんな不気味な唄が聴こえてきたのは、ビー玉を拾った直後だった。これを覗けと言う事だろうか?

怖々と、それを覗いてみた。

途端、私の目の前に、小さな青い何かが現れた。

「う、うわぁあああ!?」

私のすぐ目の前、触れられそうな距離に、その子は居た。赤いマントに見慣れない古いベルトと、額の傷が特徴的な青い猫。

「うにゃ。これで話が出来るな」

「な、何なの君.......」

青い猫はマントをバサッと翻し、キリッとした通る声で言った。

「俺は、フユニャン。妖怪だ」

「えっ.......?」

妖怪......?妖怪ってあの、人を騙したり食べたりする......

フ「あぁ、俺は魚しか食べないから安心しろ」

「えぇ!?あ、はい......?」

何この子、超能力使ったの?

フ「詳しい事情は後で話す。今はこの"鬼時間・怪"から脱出するぞ」

「"鬼時間・怪"?」

フ「今君と俺が居るこの次元の事だ。まぁ説明は後。早くこの車に____」

「チキショオオオオーーーーー!」

「.......ッ!?」

フ「マズイ......!奴が起きたぞ!」

さっきナイトに倒された巨人が再び起き上がり、私達を睨んだ。

フ「お前、名前は!?」

ユ「い、石ノ森ユウカ!」

フ「ユウカ。お前はナイトと一緒に下がっていてくれ!」

言うや否や、フユニャンは空高く舞い上がり、巨人の方へと向かって行った。
あんな小さな身体で、何倍も大きな巨人を倒せる訳がない。



________でも、この突飛な世界では、どんな事でも出来てしまうんだね。







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Yuwa☆(プロフ) - ミナズキさん、以前コメントをしていただいたYuwa☆です。覚えておりますでしょうか?私は妖怪ウォッチについてはよく分からないのですが、カゲプロといい感じにマッチしていると思います。まだまだ頑張れば伸びれると思うので、頑張ってください!! (2016年7月28日 23時) (レス) id: 66576eb42d (このIDを非表示/違反報告)
宇田川ほたる(プロフ) - ミナズキさん» そ、そうだったんですか!?ラスボスがゴーストバスターズのオマージュだったのは知っていたのですが......なるほど〜。 (2015年12月16日 20時) (レス) id: ffdfaa6854 (このIDを非表示/違反報告)
ミナズキ(プロフ) - 宇田川ほたるさん» コメントありがとうございます!自分進撃が好きなので。あとバスターズでも結構進撃ネタが出てきてたんでそれでこんな事になりました (2015年12月13日 9時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)
宇田川ほたる(プロフ) - 今回進撃ネタ多いですね〜!これからも頑張ってください!!!! (2015年12月12日 23時) (レス) id: 1e49702bfe (このIDを非表示/違反報告)
ミナズキ(プロフ) - 宇宙花さん» ありがとうございます!因みに作品の名前って何ですか? (2015年12月6日 15時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミナズキ x他2人 | 作者ホームページ:http://user.nosv.org/p/ai0613  
作成日時:2015年11月16日 20時

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