【妖怪ウォッチdaze2】架け橋と覚悟【第４章】

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コウタside

コ「そう言う事だったんだ.....」

だから紅蓮はあんな大怪我してたのか......

昨日の夕方、突然ぼくの家に、紅蓮を背負った水瓶が現れ、森ノ目の所に連れて行ってくれと頼まれた。

酷い怪我をしてたから、森ノ目が居る奥の広い草地へと運び、昨日からそこで預かっているのだ。

森「......会っても良いけど、絶対に起こさないでよ。紅蓮凄く寝起き悪いから」

森ノ目はぶるっと１回身震いをした。

そう言えば前に、森ノ目が悪戯で紅蓮を起こして酷い目に遭ったって言ってたっけ.......

イナホちゃんとUSAピョンはごくりと生唾を飲み込んだ。二人は会うのは初めてだったね。

それとは打って変わって、ユウカちゃんはギュッと拳を堅く握り、草地の中へ脚を踏み入れた。

森ノ目の脇を抜け、ゆっくりと近付いていく。そしてすぐ近く、触れられそうな距離まで来てようやく止まった。

紅蓮はまだ眠っている。規則正しい呼吸音が、遠くからでも微かに聞こえてくる。

コ「.....暫く、二人だけにしてあげよう」

イ「大丈夫かな？」

コ「多分......」

浮かない顔をするイナホちゃんとUSAピョンを連れて、二人を家の中に案内する。ユウカちゃんに声を掛けようかと思ったけど、なんだか気が引けてしまって何も言えなかった。

それから暫く、ユウカちゃんは外から帰ってこなかった。




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