119本目 ページ18
予測していたものとは違う質問に一瞬間が空いた。何故そんな事を聞くのだろうか.......
大「森ノ目ならコウタの所に居るぜ。多分水瓶も紅蓮をそこに連れていったと思うが......」
ユ「え......なんでコウタ君の家に居るの？」
大「なんでって......あぁそうか。お前は知らないんだったよな。あいつも7年前の妖魔界蛇決戦の時に、真打軍として戦ったんだ」
ユ「え？」
信じられないと言わんばかりに目を見開くユウカ。そんな彼女の反応に悪戯っぽく大ガマは笑い、こう続ける。
大「すげぇだろあいつ。妖術も使えて結界も創れるんだ。でも、ホントにすげぇのはそこじゃねぇ」
ユ「.......？」
大ガマは先程の子供の様な笑みとは違う、落ち着いた、大人びた笑みを浮かべた。
大「あいつは、どういう状況でも友だちを見捨てねぇ。何がなんでも、全部を護ろうとするんだ。命を賭けて.......」
カノ「........」
大「だから俺達は、コウタを全力で助けようと影で動いてる。あいつはこの前、友だちの一人を亡くしちまったから......」
衝撃の事実を告げられ、俺達は思わず息を呑んだ。
大「もう同じ想いをして欲しくなくて、コウタは俺達の事を極力避ける様になった。それでも、コウタに助けて貰った妖怪達はコウタの力になろうと、懸命に支えてる。
だから........お前らも、あいつを支えて欲しいんだ」
何処か、懇願するような大ガマの言葉に、俺達はうんと頷いた。それを受け、大ガマはニッと笑った。
大「頼むぜお前ら......っと、話が長くなったな。ほいよ、頼まれてたモンだ」
言うや否や、大ガマは机に置いてあった古い本を手に取り、俺へと手渡してきた。それを受けとると、ズシリとした重さが手に伝わって来た。
キ「あぁ、助かった。ありがとな」
小さく礼を言うと大ガマは穏やかな笑みを浮かべた。
本を受け取った俺達はユウカの事を大ガマに任せて、仮アジトへの帰路に着いた。
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Yuwa☆(プロフ) - ミナズキさん、以前コメントをしていただいたYuwa☆です。覚えておりますでしょうか？私は妖怪ウォッチについてはよく分からないのですが、カゲプロといい感じにマッチしていると思います。まだまだ頑張れば伸びれると思うので、頑張ってください！！ (2016年7月28日 23時) (
レス) id: 66576eb42d (このIDを非表示/違反報告)
宇田川ほたる(プロフ) - ミナズキさん» そ、そうだったんですか!?ラスボスがゴーストバスターズのオマージュだったのは知っていたのですが......なるほど〜。 (2015年12月16日 20時) (レス) id: ffdfaa6854 (このIDを非表示/違反報告)
ミナズキ(プロフ) - 宇田川ほたるさん» コメントありがとうございます！自分進撃が好きなので。あとバスターズでも結構進撃ネタが出てきてたんでそれでこんな事になりました (2015年12月13日 9時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)
宇田川ほたる(プロフ) - 今回進撃ネタ多いですね〜！これからも頑張ってください!!!! (2015年12月12日 23時) (レス) id: 1e49702bfe (このIDを非表示/違反報告)
ミナズキ(プロフ) - 宇宙花さん» ありがとうございます！因みに作品の名前って何ですか？ (2015年12月6日 15時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナズキ x他2人 | 作者ホームページ：http://user.nosv.org/p/ai0613
作成日時：2015年11月16日 20時
