閻魔庁転生科

転生8 ページ11

目を凝らしながらファイルの中に入っている資料を整理している。
彼女の仕事は転生者を転生させるだけではない転生者の資料を目を通してサインをしなくてはならないのだ。

貴「う〜んと…あの人はコレに転生して…コイツは…あぁ、アルマジロか」

などと呟きながら資料と睨み合っているとドアの方から鬼灯様が入ってきた。

貴「あ、鬼灯様どうしたんですか？」

鬼「貴方がきちんと仕事をしているか見に来ました」

どこまで信用されていないんだろうと思ったがそれが日頃の行いなんだろうと思い黙っていた

貴「まぁ、一応給料貰ってますしやる事はやらないとねぇ、それになんか溜めてやるの嫌なんですよね」

鬼「意外と真面目なんですね」

貴「どこまで不真面目だと思ってたんですか、そんなに給料泥棒じゃないですよ…」

それもそうですねと相槌を打つ彼に少し腹を立たせながらも内心少し楽しかった

貴「鬼灯様は仕事終わったんですか？」

鬼「いえ、まだあの馬鹿のぶんたっぷり溜まっていますよ」

貴「うへぇ…大変ですねぇ、あ、終わったら手伝いましょうか？」

と言う彼女に驚いた顔を見せると、少しムッとした顔になった

貴「そんなに驚くことですか？別にやって欲しくなかったらいいんですよ…」

鬼「いえ、そうではなくて…少し意外だったもので」

貴「では、残りの仕事終わったらそちらに行きますんでなるべく多めに終わらせておいてくださいね」

と言いニィと笑う彼女にではまた後でといい部屋から出ていった

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