攻略法59↓ ページ17
樹side
「ええ。」
やっぱり。
「無理しちゃだめだよ。朱桜くん。あんまりやりすぎると逆にライブとかで支障が出ちゃうから。」
朱桜くんは今、全力で他のメンバーに追いつこうとしている。
そのためどうしても練習時間を増やしてしまう。
それではきっと朱桜くんの体がもたない。
私がそう言うと悔しそうな顔で
「…はい、分かりました。」
静かに頷いた。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
一通り見終わって私は一つ手を叩く。
「えっとじゃあ休憩です。」
私がそう言うと凛月くんがこちらにやってきた。
「樹、膝枕。」
え？！一言目がそれですか！
「え、わかったけどちょっと待っててね。」
凛月くんはその場に寝転んだ。
私は寝っ転がった凛月くんの目の上にタオルを置き、その隣にドリンクを置いた。
「ありがと、樹。」
「どういたしまして。はい鳴上くん、朱桜くん。」
私は鳴上くん、朱桜くんに同じ物を渡す。
「ありがとう。」
「……ありがとうございます。」
鳴上くんは素直に受けっとてくれたが、朱桜くんはまだ私のことが気に入らないのか渋々と言った感じだった。
次に兄さんの所へ向かう。
「……………兄さんもこれ。」
兄さんにはドリンクではなく水を渡す。
「ん。」
すると兄さんはそれを受け取り早速飲んでいた。
「！」
兄さんは何か驚いた様子だったがどうしたのだろうか？
私は凛月くんのところまで戻り、座ろうとしたところである事を思い出した。
「あ、そうだ。」
「ん〜？どうしたの？樹」
凛月くんは目に乗っていたタオルを少しだけあげ、私を見る。
「今回のジャッチメントの衣装ってどうなったのかなぁって思ってさ。」
「あーあれね。確かあんずがデザインやらなんやらやってた気がするよ。」
あんずちゃんが…やってるんだ。
でも今回のライブ衣装は私が作りたい。たとえデザインが考えられているといても、作るのは私にやらせてもらいたい。
そう思い
「あ、あの、その衣装作り、私にやらせていただいてもよろしいでしょうか。」
そんなことを聞いた。
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灰月葵(プロフ) - 瀬永ゆうさん» ありがとうございます！！初めての作品なので喜んで貰えて嬉しいです。とても皆さんに早くお届けできるように頑張ります！！ (2020年5月7日 12時) (
レス) id: c25f3f3a69 (このIDを非表示/違反報告)
瀬永ゆう(プロフ) - 長文失礼しました！ (2020年5月6日 19時) (レス) id: 4117ae44bf (このIDを非表示/違反報告)
瀬永ゆう(プロフ) - 前作からずっと読ませてもらってます！めっっっっっっっっっっっっっさ面白いです(*^^*)続編おめでとうございます！お身体に気をつけて更新頑張ってください(*´-`)応援しています！ (2020年5月6日 19時) (レス) id: 4117ae44bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灰月葵 | 作成日時：2020年5月6日 18時
