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八夜 ページ10

「これ以上、関わらないで」

たった一言だけ。
私は男達に言った、もう

争いにアリババを巻き込まないで。

「それは出来ないんだ、
彼はこの国の王子、このバルバットを
変えるのは

彼しかいない。」
「私がいる」

反論されないよう、隙を与えず、
私はそう伝えた。

「利用するなら、私を利用すればいい。
私はアリババの影武者、

アリババとして生きてきた。

本物のアリババじゃなくても、
この国を変える事なんて、出来る」

「A!お前、何勝手に決めてんだよ!!
俺が決める……!!」

とアリババは私の前に立った、

「駄目、アリババ。
また傷付く……私が、護らなきゃ」

護らなきゃ、呪文のように
頭に流れてくる。

痛い。痛い。

頭が割れそう、耳を塞ぎたい、
聴きたくない、聴きたくない!!

アリババには、アリババの考えが。
私はそれに従うだけでいい!!

「静まれッッッ!!!!」

なんて叫んでも、まだ続く。
助けて、誰でもいいから!!

「お、おい!A、どうしたんだよ!!
何かあったのか!?」

「アリババ君!離れてて!!」

ぁ、あ……アラジン……。

「嫌だ。まだ、まだ生きなきゃぁ……!!」

死んだら、アリババが一人になる……。

「ふっ!!」

アラジンが何かを唱えて、魔法を
私に掛けた。

私は眠るように、気絶した。

「私が……シェヘラザード、に………」

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設定タグ:マギ , シャルルカン、恋愛 , アリババ、双子   
作品ジャンル:アニメ
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暁の雨 - 雷牙さん» ありがとうございます (2019年11月5日 22時) (レス) id: b907679df7 (このIDを非表示/違反報告)
雷牙 - 更新頑張ってください! (2017年10月24日 8時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
暁の雨 - kuroかふぇさん» うわああ!コメント来てた!気付かなくて、すいません!そう!あの部分に、触れていたんです!笑笑 (2017年5月10日 21時) (レス) id: e8dddc3b1a (このIDを非表示/違反報告)
kuroかふぇ(プロフ) - すごくおもしろいです更新楽しみです!! まさかシャルルカンが …あの部分を(ブッ (2017年4月23日 18時) (レス) id: 056893297f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暁の雨 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2017年2月10日 22時

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