【マギ】アリババの双子、退屈

七夜 ページ9

どうすれば良い




私は一人になっていく


アリババもカシムも、いつか
私から離れていく


『俺はそんな目に遇わせねぇ』


誰…


『俺を信じればだがな……』


信じる?そんな目に遇わせない?
嘘つき


出来ない事を言わないで


『出来るさ。俺は強いから』


私の方が強い、それよりあなたは誰なの
私の知り合い?


『いいえ、近い未来の
貴女の傍にいる者……』


女の声…


『成長したら、レームへ来なさい
私の、力を授かりし＿＿＿＿＿…よ。』


何聴こえない…はっきり言って


『もう起きる時間ね…さよなら』


待って…名乗るくらい良いでしょ……



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ーーーーーーー


「ぐあｯｯ!!」
「!」


アリババの苦悶の声が聞こえた
私は目が覚めた


「A!!アリババがっ!!」


アリババは誰かと戦っていて
やられている


助けなきゃ


アリババを死なせてはいけない
だって


この世界を、変える王なんだから＿＿。


…王?何でそんなのを考えて……


「ああっ!!」


…集中しなければ


私は全速力で走り
男からアリババを引き離した


「シンっ、彼女は…!?」
「ああ。俺でも見えなかった」


二人で何やら話している様子
アラジンもいる


アリババ「A、起きたのか…」


「おはよう。あいつら誰??」


アリババを立ち上がらせて
男三人に目を向けて、私は聴いた


「他二人は知らねえ、けどアイツは
あの、七海の覇王

シンドバッドだ＿＿＿。」


シンド、バッド…
アリババに近づけてはいけない


危険人物


さっきから何でこんなことばかり?
危険人物なんてよくわからないのに


私は、おかしい

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