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二十九夜 ページ31

「……修行っつったって」

マギのシェヘラザードが教えてくれるかとおもいきや、

「私は結界の方で忙しいからぁ?
はっ、じゃあ、誰が私に教えてくれる?」

「僕だ」
「………」

一人言を言っていたとき、彼女の後ろに、少年の声がした。

振り向くと、本当に少年が。
だが、少女のような少年だ。けれど、

「シェヘラザード様?」
「違う」

なんと違う。それほど、彼はシェヘラザードと瓜二つなのだ。

「僕はティトス・アレキウス。シェヘラザード様の、分身体だ」

「意外と興味ないッス」
「じゃあ、間違えるな!」

だって見違えるんだもの。

「ほら。まず、出来る魔法やってみなよ」

「せんせー」
「先生!?」

「めんどいんでぇ、適当でいいッスかー?」
「よくないよね!!?」

チッ。

「突風の刃(アスファル・ソード)!」
「わわっ」

急に攻撃をしたが、ティトスはかわした。そして、

「急に攻撃してくる奴がいる!?」

「はっははーはー!目の前にいます」
「無表情で淡々とよく言えるよね!」

とか言いつつも、繰り出す攻撃を避けるくせに。腹が立つ。

流石は、シェヘラザード様の分身体。


「ああ、もう。めんどいなぁ……」
「あのねぇ、真面目にやりなよ!」

だが、本当にめんどくさいのだ。すると、その時、

___早く終わらしたいなら、私の指示に従いなさい。

と言う声が聞こえた。
「………」

_____強くなる、近道よ。新しい魔法も覚えられるわ。

「……わかった」

反撃しようとしている、ティトスを前に、彼女は杖を放り捨てた。

「なっ」
驚くティトスをよそに、彼女は唱える。





「灼熱の拘束具(ハルハール・エングリル)!」

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設定タグ:マギ , シャルルカン、恋愛 , アリババ、双子   
作品ジャンル:アニメ
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暁の雨 - 雷牙さん» ありがとうございます (2019年11月5日 22時) (レス) id: b907679df7 (このIDを非表示/違反報告)
雷牙 - 更新頑張ってください! (2017年10月24日 8時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
暁の雨 - kuroかふぇさん» うわああ!コメント来てた!気付かなくて、すいません!そう!あの部分に、触れていたんです!笑笑 (2017年5月10日 21時) (レス) id: e8dddc3b1a (このIDを非表示/違反報告)
kuroかふぇ(プロフ) - すごくおもしろいです更新楽しみです!! まさかシャルルカンが …あの部分を(ブッ (2017年4月23日 18時) (レス) id: 056893297f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暁の雨 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2017年2月10日 22時

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