【マギ】アリババの双子、退屈

一夜 ページ3

「…」



今日もカシム達の悪いことを聴く、
参加はしない見るだけ


一旦バルバットから出ていったアリババは


戻ってきて盗賊の、頭にならされた


「お前も戦ってくれよ、A」
「…今のカシムは、嫌い」

「そう言うな、俺の女のくせに」



…私とカシムは家族でありながらも、
恋人同士、アリババには言ってないけど


ただわたしはカシムを
利用してるだけなんだ


アリババがいつか離れていった時、
側にいてくれる誰かがいてほしいと思い



「戻ってくれるまで、嫌い
側にはいる…でも嫌い」
「餓鬼かよ」



「餓鬼だから」そう返すと、唇を奪われた



「(現実が…幸せなヤツだったら良いのに)」



私はそう思いながら、されるがままでいた



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「A。そろそろ行くぞ」
「嫌、もう行きたくない」


私はカシムにそう言った、
返って来たのは呆れたため息


「立てなくするぞ」
「ソレも…嫌よ…」


「我が儘言うなよ、もう行くぞ」



無理矢理、カシムは腕を引っ張り、
私を連れていった


嫌っていってるのに


争いなんか見たくないのに


これから、嫌な予感が絶えないのに


＿＿ソレはこれから私を狂わせる



＿＿＿＿気付かれないようにしたが


＿＿気付かれるほど＿哀しみに溺れていた



「(世界なんて…無くなれば良いのに)」

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