eternally128 ページ36
翔「今更、どうなりたいとか、
俺にはないかもしれない。
Aが引退後、どう生きていくのか、力になれれば良いけど」
ニノ「引退したら、何するんですかね。」
翔「どうだろうな。
俺らの知らないうちに、結婚とかしていくんだろうな」
ニノ「それはなんだか、寂しいですね」
翔「ニノは、結婚考えてる？」
ニノ「ん、まあ、そう遠く無いうちにケジメはつけようかなとは考えてるかも」
翔「ついに、嵐も結婚かあ」
俺はAを見つめて、終わりが来ないで欲しいと、
叶いもしない願いが心の中に湧いてしまう。
ニノ「翔ちゃんは少し律儀すぎる。
自分の幸せも考えたら？」
翔「まあ、俺は今のままでも幸せだから」
ニノ「そう、」
智「お、寝てた」
智くんが起きて、ぼーとしている
ニノ「かなり前から寝てましたよ」
智「まじか、肩が重くて起きた」
智くんの肩に寄りかかって寝ているA
翔「そろそろ起こす？」
智「今からこのAを翔ちゃんの車に乗せて帰るのは、危険じゃない？」
ニノ「まあ、どこで撮られるかわかんないですからね」
智「みんな泊まれば。もう遅いし、」
翔「いやいやいや」
ニノ「俺は明日早いから帰るよ」
智「翔ちゃんは」
翔「俺は明日は遅いけど、」
ニノ「Aも遅いって言ってたな」
智「じゃあ決まり。翔ちゃんとA泊まり。」
翔「いやいや、悪いよ」
ニノ「Aだけここに泊らせるわけにいかないでしょうよ。」
智「おし、準備してくる」
智くんが、Aをそっと動かして、隣に座ってる俺の肩に、預ける。
翔「ちょ、」
智「A起きちゃうから」
ニノ「じゃあ俺帰るわ。じゃあ」
智「玄関まで送る」
ニノ「じゃあまたね翔ちゃん」
翔「、おう」
Aが俺の肩にもたれて、気持ちよさそうに眠っていて、こんな近い距離でAを見ると、心臓がうるさくなってくる。
無意識に手が伸びて、顔にかかってうるさそうな髪を耳にかける。
愛おしい。
そんな、感情が湧き上がってくる。
あの日、両思いだった日、Aを繋ぎ止めておけば、何か変わっていたんだろうか。
俺といる選択肢どころか、嵐でもなくなってしまうAを、俺はいつまでも忘れることが出来ないんだろうな、と切なくなる。
智「ニノ帰ったよ、翔ちゃん風呂入る？」
翔「うん、悪い」
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樹(プロフ) - 常夏さん» 嬉しすぎます。幸せすぎるコメント、本当にありがとうございます。 (2022年1月15日 22時) (
レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
常夏(プロフ) - 泣きながら読んでます…。大好きですこの作品！！！ (2022年1月1日 23時) (レス) @page46 id: 3853130063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月12日 16時
