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「どうしたの？カズにぃ。」
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同じ教室に二人しか居ないって感覚が
妙に小恥ずかしくて、カズにぃの目を見れない。
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和也「大野さんが呼びに行けっつったからさぁ・・」
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かなり面倒くさそうな表情。
しかも欠伸までして。
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「・・別に、来なくてよかったのに。」
和也「何、怒ってんだよ。」
「お・・、怒ってなんかないよ。」
和也「怒ってんじゃん。」
「怒ってないってば。」
和也「えー、ほんと？」
「もうｯ・・、怒ってないったら・・！」
和也「おー、怖い、怖い(笑)」
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バカにしたような顔で
私を見下ろして笑うの、やめてよ。
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色んな事が自分の中で有りすぎて、
何がイヤで、何が悔しいのか
全然わからない。
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けど
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今はカズにぃの顔見たくなかったって
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何となくそう感じた。
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「学校案内・・、私行きたくない。」
和也「なんで。」
「だって・・・」
和也「うん？」
「・・・吉野先生は本当は・・」
和也「・・ん。」
「私なんて要らないと思うし・・。5人がいいと思うの。」
和也「へぇー・・。だったら帰ればいいじゃん。」
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そうやって
自分で言っといて、
結局、引き止めてもらえないと勝手に傷つくから
本当イヤになる。
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自分で感情をコントロールできないから
どんな言葉を選んで言えば
ズキってしないのか分かんない。
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変な感覚になるのが
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なんか、ヤダ。
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作成日時：2012年4月7日 12時
