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ﾊﾙｶ「・・吉野先生、何考えてるんだろうね。」
「・・・・さぁ・・。」
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学校案内をしてほしい
と、吉野先生に言われた事を
放課後の静かな教室で言うと
ﾊﾙｶはちょっと困ったような顔をして小さくそう呟いた。
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ﾊﾙｶ「んー・・、まあ。とりあえず、行っておいでよ？」
「ﾊﾙｶ・・、帰っちゃうの？」
ﾊﾙｶ「うん。・・私、あの先生なんか苦手だもん。」
「えっ・・そうなの？」
ﾊﾙｶ「うーん、ちょっとね？(笑)」
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驚くことを言って、
クスっと可愛らしく笑うﾊﾙｶ。
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ﾊﾙｶが笑うと、
華が咲く。
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私の気分も、楽になる。
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ﾊﾙｶ「・・とにかく、頑張ってね？」
「う・・、うん。」
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"じゃ、また明日"と
左手をひらひらと振って
ﾊﾙｶは柔らかい笑顔を残して教室を出て行った。
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ポツンと残された私は
これからどうしよう・・
と、行くか行かないか少しだけ迷う。
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数分
教室内をウロウロしていた。
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すると、
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「・・何してんだよ、早く行くぞ。」
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突然、
本当突然。
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真後ろから聞き慣れた声が降りかかるから
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勢いよく後ろをふり返ると
いつもの様にポケットに手を突っ込んで
ダルそうな体勢のカズにぃが居た。
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ラッキーアイテム
革ベルト
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作成日時：2012年4月7日 12時
