【黒○】こんなんでも愛してくれる？.・2【限定短編集】

○○良 ▼.ペ○○○フェリア ページ5

小鳥遊勇希さんリクエスト

　
　
　
　

【Aさん、今日僕の家に来てください】




　
　



チャイムを押せば、すぐに足音が聞こえてきた
○○くんだ...なんて考えながら
前髪が大丈夫かチェックをする



「よし...完璧！」




その言葉と同時に扉が開かれた
ひょこっと顔を覗かせた彼が抱えていたのは可愛らしい人形だった


　
　


「Aさん、いらっしゃい」



気にしながらも私は何をどう言えばいいのかわからず、曖昧に微笑んでおく事にした





　



廊下やありとあらゆる場所に人形が置かれていて不気味だなと思いつつ、彼にこんな可愛らしい一面があったんだと



はじめて知ったことに嬉しく思えた




彼の部屋は人形に埋もれていて
どこをどう歩けばいいのか少し困る



私に背を向けた彼は何やら手元を動かしながら私に話しかけてきた





「実は、Aさんにお願いがあったんです」



「ん？なに。」




　


　


彼が振り向いたと同時に私は後ずさってしまった。



その理由は手に持っている針と糸。





　

　


　

　


「僕の人形になってください」


　


　


目をうっとりさせ、柔らかく微笑む彼に、私は凍ったように動けなくなった



　

　

　


　


　



『ふふ、あはは、可愛いです....Aさん』

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