＜完＞僕は使用人に恋をした【月山習】

４５食目 ページ46

あ「習さまがァ!!明日行くってきい∈↓▲◇」


松前「落ち着きなさい」


あ「明日、アメリカ行くって!!



き"い"て"な"い"ィィィィ!!」


松前「まだ 予 定 だったんだから、変更したりもするわよ」



ジュリアさまと同じこと言ってる





なんなんだよ…!!



あ「なんでそんな冷静なのさ…」


松前「使用人が主の足を引っ張ってどうするの？」


あ「……おっしゃるとおりですよ」





使用人は、私情を挟んじゃいけない



当然なんだ…けど






あ「悲しいもんは悲しいの…」


松前「はぁ…まったく」




ぽん、と、頭に手を置かれた





松前「まだまだ子供ね…」


あ「うぅ…」




松前は厳しいけど、ちゃんと優しい





だから結局のところ、嫌いにはならない







松前「連絡とればいいじゃないの」


あ「……ジュリアさまがいるじゃん」


松前「本当に子供ね…鈍感だし」




前言撤回、嫌いになれそう←





あ「ぶー…皆して私のことバカにして…」


松前「ごめんごめん、でも





習さまは＿＿＿＿＿＿＿＿」




叶「A」





松前がなにか言おうとしたとき



叶の声がした






叶「アリザが呼んでる、皿の汚れが落ちないと」


あ「あ、うん…松前…」


松前「いい、行っておいで」




松前はにっこりしながら手を振った





私はそれを見て、キッチンへ向かった







叶「松前、アイツに余計な話をするな」


松前「なんのことかな」


叶「フン…知らなくていい」

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