【あんスタ】愛を零してマルグリット【合作短編集】 (ページ36)

今日:10 hit、昨日:10 hit、合計:32,169 hit

／紺ページ36

.

はじめまして、紺と申します。
この企画では漣ジュンくんで「あいしたかった」を執筆させていただきました。

「4月1日」がテーマのこの企画、最初は「春」をテーマとして捉えて世間一般でのエイプリルフールという日を完全に無視しようかと思いましたが、ある方に素敵な書き出しを頂いてからこのような話が思いつきまして、筆を執った次第です。

私の作品の「あいしたかった」は「愛と嘘」をテーマにして書きました。ここでは少しだけ解説と裏設定をお話出来ればと思います。

みなさん、目次のページは見て頂けたでしょうか。
「題名／キャラ名」の下には煽り文を書くようにとの指示があったのですが、私のところには「ちゃんと振り払って、拒絶して」とあります。

これが何を意味するのかと言いますと、文中にありますようにAさんとジュンくんは「プロデューサー」と「アイドル」なわけです。そんな関係のふたりは本来、恋愛感情なんてものを持ってはいけませんよね。

ここで、少しだけ脱線。

作中最後の

『「私は君を＿＿」
あいしたかった＿＿なんて、嘘』

ですが、嘘には「あべこべ」の嘘もあれば、「事実じゃない」という嘘もあります。

この場合、「あいしたかった」ことが嘘です。Aさんは何日、何ヶ月、何年前から、ジュンくんを「あいしていた」のに、「あいしたかった」と嘘をついたのです。

まるで、今までは愛してなかったかのように。

そして、目次の煽り文に繋がります。
ふたりの関係は恋愛感情を持ってはならない。でもふたりともお互いを愛しています。

だから、プロデューサーという立場であるAさんはジュンくんに、「ちゃんと振り払って、拒絶して」と懇願するような気持ちになったのです。

＿＿上手く伝わりましたでしょうか。
少々心配なところではございますが、そろそろお別れのお時間のようです。

企画の参加者様、ここまで読んでくださった読者様、主催である雫月ちゃんにこれまでの感謝を致しまして、あとがきとさせて頂きたいと思います。

それでは、また。
紺