飲んでも飲まれるな。 ページ30
「っつー事で、乾杯だっぺー!」
「「かんぱーい!」」
『わーい乾杯♪
…じゃないよ何これ、』
「打ち上げだっぺ!」
『打ち上げと言う名の飲み会じゃないの?
ウチの目にはちらほらとボトル的なものが見えるんだけど』
「気にすんなって、ほら。
お前も飲めって」
「そうだっぺよ、打ち上げの主役なんだから飲まなきゃ損だべ」
『いやウチら学生じゃ…』
「大丈夫ですよ、設定上は成人ですから♪」
『まあそりゃ確かにそうだけど…てか飲むの早いね三人とも』
もうホロ酔いになってるんだけど。
あれ。店に来て乾杯し始めたのってつい3分くらい前だよね?
…でもすでにギルベルトくんとティノくんとアクセルくんがホロ酔いになってる。
※お酒は二十歳からです!
「……無理なら飲まねくたって、いいぞ」
『ヴィンセントくん』
「こいつらのこれは今に始まった事じゃね。…ん、何飲む?」
『そーなんだ…あ、んじゃミルクティーで』
「…解った。
……おい、前後不覚さなっても助けねぞ。酔っ払い」
ヴィンセントくんのその言葉に「はーい」と答える三人。…うん、これ絶対空返事だ。
少ししてヴィンセントくんが注文してくれたミルクティーが運ばれてきて、それを飲んでると隣にぼすっとギルベルトくんが座ってきた。
「よぉ、飲んでるか?
…って、なんだよノンアルかよ…」
『いやー、やっぱアルコール入ってるのを飲むのもね、』
「ちょっとくらい飲めんだろ、ほら」
『えええ…』
「ほ〜ら〜」
『ちょ、ま…っ』
おいちょっと待って押し倒されたんだけどどうしろってのこれ。
わー、ミルクティーの入ってるカップ置いといて良かったー。じゃなくて…。
ちょ、これ誰か止めようよ。
エミルくん、顔真っ赤にしてる場合じゃないってばよ←
ワンテンポ遅れて反応したベールヴァルドくん。
ごめん、手遅れだったっぽい。
ごくん
悪酔いして絡んできたギルベルトくんに、ジョッキをウチの口に傾けられる。口内に流れ込んできた慣れない味を確かに飲み込んで、ウチの記憶はそこでブラックアウトした。
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HOPE(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい! (2015年3月15日 15時) (レス) id: 4ad3c073b9 (このIDを非表示/違反報告)
暇犬(プロフ) - コメありがとうです!週一で更新するかもなので(多分)よろしくです! (2014年1月27日 14時) (レス) id: 028bc90727 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ★ - おおおおおおおおおおおおおおおおお!姉ポジキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!応援してますから☆頑張ってください! (2014年1月22日 15時) (レス) id: acc0b4eecd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暇犬 | 作成日時:2014年1月17日 7時