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「んだ、あの裸の大将まだ来てねぇだろ」
「う、うん。なんだけど、その…」
チラッチラッとわざとらしくＦＢが2枚の紙らしきものを見せたり隠したりする。何がしたいんだコイツ。
「…なによ」
「…きっくんがね、2人で行ってきたら〜って、コレ」
不機嫌に眉を寄せた俺にＦＢが差し出したのは、長方形の紙。…おれの見間違いでなければ、おそらくチケット。
「……植物園？」
「うん、これなら、あろまが誘っても特に不自然ないだろうしって」
「…まぁ…確かに…」
「でしょぉ？」
「なんで急にクソ顔すんだクソ野郎」
「畳み掛ける様な罵倒に俺瀕死寸前なんですけど」
「自業自得だろカス」
「も〜酷い言い方しないでよぉ…、渡さないよ？」
「は？ くれださい」
「頭高いのか低いのか…まぁあろまに渡すようだしね、はい」
「お〜…さんきゅ」
「素直」
「うるせっ」
ＦＢからチケットを受け取り、ははぁ、と書かれている内容を見る。てか結構期限近いじゃねぇか。
「…コレはつべこべ言わず誘えっていう無言の圧力か？？」
「だと思うよ！ 知らねぇけど！！」
「知らねぇのか―――い」
ＦＢがドヤ顔で親指を立ててきたから中指立てといた。
えおえおがさっくり作ったプリンを片手にナギは超上機嫌。ふんふん鼻歌を歌いながらプリンをぱくぱく食べ進めている。俺はといえば、その少し離れた場所でえおえおにもらったプリンを食べている。
ナギとぴーすけでは味付けが違うらしく、時折交換しては「うまい！」とか言って騒いでいる。そしてそれにきっくんが「テーレッテレー！」とか言うので完全に○るね○ね○ね。どうなのよそれ。
「あろまさんは何味ですか！」
「…おれのは明太子味」
「明太子！？ そいつぁやべぇぜ！！」
「どういうキャラだよそれ？」
「とりあえずヤバいって言いたいだけのキャラ！」
「語彙力なさすぎ〜〜〜」
「うわっ…私の語彙力…なさすぎ…？」
「そのネタ前も聞いた」
けらけらと楽しそうに笑うナギに、俺はいつ言い出そうか悩んでいた。と言うかこんな状況で誘えるかよ。ハァ、と軽くおれがため息を吐いた所で、きっくんが急に「あぁ！」とか叫んだ。
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月羅(プロフ) - 連コメ失礼します。設定も、私とおんなじ感じでとても世界に入りやすかったです！ (2015年7月19日 9時) (
レス) id: 0b360647bd (このIDを非表示/違反報告)
月羅(プロフ) - 初め、女主を女王と読んでしまいましたw 面白かったです！更新待ってます！！ (2015年7月19日 9時) (レス) id: 0b360647bd (このIDを非表示/違反報告)
ベリル(プロフ) - すごく面白いです！これからも更新楽しみにしてます！ (2015年5月10日 21時) (レス) id: 475b9ca86a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：長閑 | 作成日時：2015年5月10日 21時
