あの頃は ページ3
物心ついた時にはもう、あの人は俺のそばに居た。
いつでも優しくて、俺にとっては父親と変わりなかった。
『守られるだけではきっと嫌だろう?』
そう言って、幼い頃から兄と共に稽古をつけてもらってた。
みんなと一緒に過ごしていた日々が愛おしかった。
『Aー!!』
どこに居ても兄が俺を呼ぶ声が聞こえたから。
『A、大丈夫ですよ。貴方は強いんだから。』
泣いてる時はそう慰めてくれるあの人がいたから。
女として生きていても、楽しい。幸せだって
感じられたあの日々はもう無くなってしまった。
攘夷戦争に行ったきり、兄達が帰ってくることはなかった。
見捨てられた。そう分かっていても、帰ってこない兄達との約束を守り続けた。
俺らの家を。思い出の場所を。
いつしか、『白銀虎』と呼ばれるまでになった。
でも、そんな名前もらったって意味が無い。
あの人はいなくなってしまった。
兄達に見捨てられてしまった。
俺が女だから。女として生まれてきてしまったから。
もう、見捨てられるのは嫌なんだ。
だから、女だった俺を捨てる。
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はい!なんか文章がごっちゃごちゃで何言ってるかわからない気がしますが、僕自身の文章力はこんなもんなんです。w許してください。w
こんなダメダメな文章でも、楽しんで読んでくださると嬉しいです!m(*_ _)m
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作者名:蒼夜 | 作成日時:2019年7月27日 22時