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そうして始まった『たたいてかぶってジャンケンポン大会』。
万事屋側からは坂田、夜兎族のうさぎちゃん、メガネ君のお姉さんの3人が、
真選組からは局長サン、副長サン、沖田クンの3人が向かい合って座る。
人数の多い真選組からは激励の声があがった。
「いけェェ局長ォォ!!」
「死ねェ副長ォ!」
「誰だ今死ねェっつったの!!切腹だコラァ!!」
多分絶対沖田クンだと思うんだけど。
私、メガネ君、山崎クンの三人は向かい合う両者の間に座り、代表して山崎クンが説明を始めた。
「えー、勝敗は両陣営代表3人による勝負で決まります。
審判も公平を期して両陣営から新八くんと芹沢管理官と俺、山崎が務めさせていただきます。
勝ったほうはここでお花見をする権利+お妙さんを得る訳です。」
あ、勝ったほうに志村さん着いてくるの。
その勝利品欲しいの局長サンだけじゃね?
「何その勝手なルール!!アンタら山賊!?
それじゃ僕ら勝ってもプラマイゼロでしょーが!!
せめてAさんを得る権利を下さいよ!!」
納得いかなかったらしいメガネ君。
お前もちゃっかり私を巻き込みやがったな。
私のこと欲しいのも坂田だけだろ。理由は知らんけど。
「じゃ、君らは真選組ソーセージだ!屯所の冷蔵庫に入ってた。
あと芹沢管理官は渡せないよ。」
「要するにただのソーセージじゃねーか!!いるかァァァ!!
何で姉上は良くてAさんはダメなんだァァァ!!」
君ら私の気持ち無視しかしねーじゃん。
私の意見絶対聞かないやつじゃんこれ。
呆れ返っていると、このやり取りに坂田とうさぎちゃんは火がついたらしい。
「ソーセージとAだってよ。気張ってこーぜ。」
「オウ」
「バカかー!!お前らバカかー!!」
「私を得れる権利そっちには無いけど話聞いてた???」
マジで何なの。誰一人話聞かないじゃん。
「メガネ君、君苦労してるんだね…。」
「Aさんも苦労人ですね…。もう顔の表情悟り開いてますよそれ。
ていうかその『メガネ君』っていうの直らないんですね…。」
「これが私のアイデンティティだからね」
「どんなアイデンティティですか」
そういうアイデンティティだよ(適当)。
私のとぼけた態度にメガネ君は諦めてしまった。
いやごめんて。
そんなことでたたいてかぶってジャンケンポン開始。
司会は山崎クンがお送りします。
「それでは一戦目。
近藤局長 VS お妙さん。」
やべぇ波乱の予感しかしねェ。
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通行人N(プロフ) - ミウラさん» コメントありがとうございます(_ _;)そう言っていただけてとても嬉しいです✨これからも更新頑張りますので、温かい目で見守って頂ければと思います。是非、また感想をお聞かせくださいね! (2023年4月2日 14時) (レス) id: 39adec4ff4 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - 本当に大好きです (2023年4月2日 14時) (レス) id: 3b25166bee (このIDを非表示/違反報告)
通行人N(プロフ) - ありがとうございます〜!自分の妄想を並べているだけですが楽しんでいただけたなら光栄です。これからも頑張るので宜しくお願いします! (2022年9月25日 16時) (レス) id: 653891ee58 (このIDを非表示/違反報告)
リンくん(プロフ) - 面白いです!これからも頑張ってください!! (2022年9月24日 18時) (レス) @page47 id: a5a7605112 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:通行人N | 作成日時:2022年7月20日 11時