8人の一般ピーポーが送る高校生活【おそ松さん】

第二十九話『やめて！！！逆に傷つく！！』 ページ35

「ナニ？知らなかったの？」
『知らない知らない、つか何でお前は知ってんだよ』



本人が知らない話しってあるか普通！！？いや、実際目の前で起こってんだけどさ…。
何で俺が知らないのに悠哉は知ってるとかおかしいだろ！！？


「え〜…これケッコー有名なダヨ。なんならそこらへんの子に聞いてみたら？」


む〜…なんか不服だけど、聞いてみるか。
クラスのムードメーカーとも言える男に聞いてみた。

『なぁ、最近、番長争いがない理由って知ってるか？』
「ん？何言ってるんだA。お前の強さを周りが認めてるからだろ？」


なぬ！？しってるだと！！？
いやいやいや……コイツがたまたま知ってただけかもしれん。他も聞いてみよう。



誰がいいかな……、あ！女の子はさすがに知らないでしょwww
一番おとなしそうな子にしよっと♪




『ねーねー、番長争いって最近ないよね？なんで？』
「Aさんが強すぎるからでしょ？当たり前だよ」




あ、当たり前とまで言われてしまったぞ……。
軽く傷つく……。軽くって言うか、女の子に言われたぶん余計に傷つく…。


「あ、でも！私はAさんの素敵なとこも知ってるよ！！友達に優しいとことか、気が利くとことか………こ、こないだだって、書類運ぶの手伝ってくれたし！だ、だから私はAさんのこと怖くないよ！」




…なんだろう。すっごい胸が痛むんだけど。
その優しさが逆につらいんだよ…。
そんな必死にならないでくれよ……









〜その頃、悠哉たちは〜




「プハハハハハッwwwwwwwA、オンナの子に慰められてやんのwww」
「wwwwwwwwど、どんまいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「なにあれwwじわるんだけどwwwww」
「ちょ、ちょっと、みんなwww笑いすぎだよwww」ｶｼｬ
「トッティ、その写真あとで俺に送ってwww」
「兄さんかわいそう説！www」









「な、なぜそんな笑ってるんだ…？いったいあれのどこに魅力が……？」

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