ハヤイ×ハ×オソイ ページ19
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その場で足を止めたままの私は、頭に浮かんだその光景がすっと消えていくのを感じた。
というか、みた。
あれは一体なんなのだろうか。
私はこの世界に来て、運良くまだ魔獣に出くわしていない。
だから、脳内でみた謎の生物を一概にそれに分類していいものなのか、迷ったし、多分魔獣は凶暴な生き物なはず。
だからこそ、脳内で男女2人と親しく会話していたことに疑問を抱かざるを得なかった。
「大丈夫？」
「……うん」
心配そうに顔を覗き込んで言葉をかけてくれたゴンに、今できる精一杯の作り笑いをして胸に残るモヤモヤを抱えたまま、3人と共に森の土を踏んだ。
しばらく歩くと、森の茂みを抜け一面に大きな広場が広がっていた。
「！ 見えたぞ」
クラピカのその声に、私は目の前に見える1本杉の下にある一件の小屋を見た。
クイズのおばあさんが教えてくれた通り、わかりやすいくらいにその小屋一戸しかその広場に建っていなかった。
小屋の前に着き、先頭にいたレオリオがその扉をノックするが、何の返答もない。
「入るぜーー」
と、レオリオがドアノブを回して扉を開く。
「う！？」
何かを見たのか、レオリオの素っ頓狂な声が聞こえてきた。
一番後ろにいた私は、3人に少し遅れて小屋の中を覗く。
するとそこには、脳内でみた例の謎の生物が男女の内の女性の首を締めつけながら、「キ〜〜ル」とまるで私たちを挑発するかのような鳴き声をあげて、立っていた。
後ろには荒らされた形跡と、男女の男性の方が血を流し倒れているのが見える。
「「「魔獣！！」」」
「(あっ！やっぱりこれが魔獣なのね！)」
初めて魔獣を目の当たりにしたにも関わらず、武器を持ち出す3人に比べて、私の心は平常に近かった。
それは、私がこの状態でも能天気に臨戦態勢を取らないのは、
世間知らずのお嬢様だからとかそういう訳ではなくて、事前に脳内で彼らをみていたからという理由と、
そして……
その魔獣は女性を抱えたまま、私たちの方に軽々と身を投げ、そのまま後ろにあった窓を突き破り暗闇にとけていった。
「助けなきゃ！」
「レオリオ！A！その人を頼む！」
「任せとけ！！」
ゴンとクラピカが、目にも留まらぬ速さで逃げた魔獣を追いかけて行き、私とレオリオはこの小屋に残留し怪我をした男性の治療に取り掛かることになった。
「妻を……助けてくれ」と、荒い息切れの中男性は必死に言葉を発した。
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実珠 - あぴさん» はい！！とても楽しみです！！あーキルア格好いいなぁー！！！自粛明けで大変かと思いますが是非更新頑張って下さい、応援してますよ！ (2020年6月8日 22時) (
レス) id: 455069b8f0 (このIDを非表示/違反報告)
あぴ(プロフ) - 実珠さん» お久しぶりです〜今回もコメントありがとうございます^-^ 自粛明けて忙しくなりましたしね〜これから本格的にハンター試験も始まりますので、また読んでいただければ嬉しいです！ (2020年6月8日 14時) (レス) id: 672d662638 (このIDを非表示/違反報告)
実珠 - あぴさん» お久しぶりです！学校行ってて中々見えませんでした…まとめて読んだんですけど久しぶりだからか余計に面白く感じました！やばい！面白い！！これからも応援してます！ (2020年6月7日 19時) (レス) id: 455069b8f0 (このIDを非表示/違反報告)
あぴ(プロフ) - 璞さん» 初めまして、コメントありがとうございます！読んでいただき嬉しいです(^^)大変お待たせしました！私自身もやっと始まる〜！という感じです笑 全員キャラがいいんですよね……わかってくれる方がいて嬉しい…絵も褒めていただきありがとうございます、更新頑張ります^-^ (2020年6月5日 13時) (レス) id: 672d662638 (このIDを非表示/違反報告)
璞(プロフ) - あぴさんがみんな好きっていうのとってもわかります！！^ ^ 中でもアダルトリオはとっても素敵だと自分も思いました！、話は戻るのですが、、絵もとても素敵で本当に更新楽しみです、無理しないように頑張ってください（？）応援してます！！^ - ^ (2020年6月5日 0時) (レス) id: e8c51eabaf (このIDを非表示/違反報告)
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