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ー７ー ページ19
日が明けて月曜日
少し日焼けした腕をさすりながら歩いていると、前方で赤髪が揺れているのが見えた
見間違えるはずない、大好きな人の背中
A)司くん、おはよ
朱)！おはようございます、A。少しやけましたか？
A)えへへ、昨日一日中外にいたからなぁ
朱)紫外線にも気を付けないとですよ。痛くありませんか？
私の腕に優しく触れてくる。少しくすぐったい
「大丈夫だよ」と笑って見せれば「よかったです」と笑い返してくれた
昨日は何か言いたげだったから、何か言われるのかなと思ったけど気のせいだったのかな
彼はいつもと変わらない
A)あ、ねぇ司君。今日Knightsはレッスンないよね？
朱)？えぇそうですが、Aもそうでしたよね
A)う、うん。それでね！…あの…よければでいいんだけどね
その…今日一緒に帰りません…か？
徐々に小さくなっていく私の声は馬鹿みたいに震えていた
浬に対してみたいにサラッと言えないのはまだ彼を誘うのに緊張するから
望む返答をもらえるなんて一ミリも考えていない
だって司君は、御曹司だから
習い事とか、他の勉強とか私が理解できる範囲を超えて努力している
今はプロデューサーとアイドル。そして同じ学校の生徒であるが
一般的に私とは住む世界が違う人なんだ
だからこそ
朱)えぇ、もちろん
A)ほんとに！！楽しみにしてる
こんな短い返事にも舞い上がるのだ
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作者名：♪護♪
| 作成日時：2017年3月15日 2時
