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手荒い救出 ページ1

どこかでチャイムが鳴った。


それが始業を知らせているのか終業を知らせているなのか、もう分からない。



学院に着くなり、会長に生徒会室にぶち込まれた。


「今日うろつくのは危険だ」とかなんとか言って。


訳が分からなくてどういうことか問いただす私を、会長は有無を言わさず閉じ込めた。


内側にも鍵はついているのに、どうしてかドアが開かない。



はーあ。今日授業に出ないだけでどれだけ付いていけなくなるか。


・・・うう、お腹空いた。今日ガーデンテラスで食べつもりだったからお弁当持ってきてないのに。


いつまでこのままなんだろう。暇の極み。




ふと窓の外を見た。


見て、目を見開いた。



なんだあれ。


とてもおかしなものが見える。



「な、何し―――」


「窓から離れろ!!」


咄嗟に言われた通りに窓から離れた次の瞬間、


「えっ、ええええええええええええ!?」


パリーン、ガッシャン。


耳をつんざく大きな音がして、生徒会室の窓が割れた。


割れたガラスの上に3人の男子生徒が転がり込んでくる。危ない。切れちゃう。


気球が窓に急接近してくると思ったら、創くん除くRa*bitsが飛び込んできた。いや、どうしてそうなった?


机に置いてあった書類などがばらばらと散り、室内は一瞬でひどい有様になった。



「大丈夫かあんず!怪我は!」


床に伏した仁兎先輩が、ばっと顔を上げた。


「私は大丈夫ですけど・・・先輩たちは」


「俺たちは平気なんだぜ!」


「先輩を助けに来ました!」


いや、助けるって。


ここから出してくれるってことなんだろうけど、このやり方は流石にないだろう。


「なんでこんな」


「鍵は天祥院が持ってたからこうする他なかった」


「ドア壊せば良かったんじゃ」


「だってあのドアいかにも重厚だし高そうだろ」


「窓ガラスも安くないですよ!?」


「細かいことはいい!とにかく出るぞ!説明はあとだ」


そう言って私を立たせ、先輩は窓に寄り、枠に手をかけて、


飛んだ。


「うおああああああああ!!??」

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クラゲ(プロフ) - めっちゃ面白いです!続き楽しみにしてます! (2022年4月10日 15時) (レス) @page17 id: 3ba0a6e972 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - 続き楽しみに待ってます (2021年8月29日 19時) (レス) id: 2149cb42f2 (このIDを非表示/違反報告)
小林(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます〜!ですです!偶然にもどっちもswitchでしたね今気づきました( ) いつになるか分かりませんが気長にお待ちいただければ幸いです〜〜 (2020年5月1日 18時) (レス) id: 7024b5686c (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 夢主ちゃんはつむぎに、あんずちゃんは夏目にってことですね...?学園内で何が怒ってるんでしょう(;−ω−)続き待ってます (2020年4月26日 14時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
小林(プロフ) - 碧月蒼さん» うわ〜〜〜んありがとうございます……正直このまま放置って考えてたんですけどそうやって言ってくれる方がいる限りできませんね……が 頑張ります… (2020年4月1日 18時) (レス) id: 7024b5686c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月野 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年3月29日 20時

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