巴日和と付き合ってみた。 (ページ19)

今日:6 hit、昨日:2 hit、合計:32,171 hit

7 ページ19

もう息ができない…苦しい。
死んじゃう……

男1「そんじゃ一発～♪…う"ぁっ、がはっ」

日和「何やってんだよお前」

『ん…！』

日和「雛…！」

日和くん、日和くんだ…
助けにきてくれたんだ…
でも、もう意識が…

男2「いいタイミングで入ってくんじゃねえよ！この野郎！」

パシッ(パンチを受け止める)

日和「考えなしに突っ込んでくるなんて馬鹿だね、君。ぼくの彼女にこんな酷いことをしてただで済むと思ってる訳、ないよね？」

ボキボキボキッ(腕の骨が折れる)

男2「ぐわぁぁああ！痛い痛い痛い痛い！！！」

日和「雛ちゃん、ちょっと場所移動するからね。もう少し我慢してね」

うん、と頷いた。
日和くんは私を抱えこんだ。

『ひ…日和！後ろ！！！』

男1「くたばれこの野郎ぉぉ！！！！」

鈍器を持った男が後ろから襲い掛かってきた。
日和が…！

漣「ったく、こんなくだらないことやめて真面目に生きてくださいねぇ。」

男1「うっ……(バタッ)」

日和「ジュンくん！ぼくの身の危険を察知して、助けに来てくれたんだね！」

漣「アンタの忘れ物を届けに急いで駆け付けたら、後ろから男が殴り掛かろうとしてるんでびっくりしましたよ…間に合ってよかったすけど。それより、彼女大丈夫っすか」

『だいぶ落ち着いた…日和くん、漣くんありがとう』

漣「とりあえず無事で安心しました。んじゃ、俺はこいつら2人を警察に通報して連行してもらうんでここは任せてください～♪花火、もうそろ始まりますよぉ」

日和「雛ちゃん、立てる？」

『うん、もう大丈夫。ちょっと疲れちゃったけど、助けに来てくれて嬉しかった…。って、日和浴衣…！』

日和「やっと気づいてくれたんだね！雑誌撮影の仕事だったんだけど、ちょうど好みの浴衣があったから借りてきたね！ぼくの特別な権利で！」

何の権利なのかはスルーしたけど、にしても凄く似合ってる。

日和「雛ちゃん、すっごく可愛いね。髪型も浴衣もどっちも可愛い。ぼくの好みのどストライクだね」

『髪もせっかく綺麗にしてもらったのに、ぐちゃぐちゃになっちゃって残念…』

日和「ごめんね、ぼくがもっと早くに来ていれば雛ちゃんをこんな危険目に合わせることなかったね…。これからはずっと傍にいるから大丈夫、雛ちゃんの傍を離れないから」

日和くんは悲しい顔をして私のことをぎゅっと力強く抱きしめた。