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〜〜〜♪
おや、こんな時間にレッスンする熱心な子がいるみたいだね。
ふむふむ〜この巴日和が少しお手並み拝見してあげよう♪
うんうん……………凄いね、こんなに透き通る声は聴いたことがない。
勿論ぼくも甘い声でみんなを虜にさせる美声の持ち主だけど、
この子はまた違う性質を持った人に癒しを与える声だね…。
ずっーと聴いていたい、もっと聴いていたい。
漣「全くこんなところでなにしてるんすか〜おひいさんっ。」
巴「うわっ!ジュンくん!背後からいきなり声をかけて驚かせるなんて酷いね!」
漣「酷いって…こんな所でなにしてるんすかぁ〜。まさかストーカー?ナンパ?
こんな時期にやめてくださいね、"巴日和、レッスンルームの女の子に付きまとう"って
週刊誌に取り上げられるとか。」
巴「ぼくは自分の名に泥を塗るようなことはしないねっ。
勿論、EdenやEveの名に恥じる行為をするつもりもないねっ。」
漣「じゃあなんで廊下で堂々とレッスンルームの壁に耳あててるんすかねぇ〜。
こんなの誰に見られても怪しいことこの上ないっすけど。」
巴「ほら、ジュンくんも聴いてみてっ♪
こんなに癒される落ち着く声ぼくは聴いたことがない。
もしかすると玲明学園で埋もれている逸材を発見したかもね…☆」
漣「あぁ…確かに良い声してるっすねぇ〜。
ってあれ、同じクラスの花村さんじゃないっすかぁ…」
巴「ジュンくんと同じクラスなんだね!
これはチャンスだね、Edenにとっても好機になるかもしれない…
さっそく凪砂くんに連絡連絡っ☆」
漣「おひいさん、あんまり面倒なこと起こさないでくださいよぉ〜?」
巴「おひいさんに任せおきなさいっ!
ジュンくんはぼくの足元にも及ばないのに口を出し過ぎだねっ。静粛にっ!」
漣「(おひいさんよりは常識人だと思うんすけどねぇ〜。
まぁ言ったところで何も変わることないし、口には出さないすけどねぇ。
やけに上機嫌だし、何やらしいこと考えてんだか…)」
巴「ふんふふ〜ん…♪」
歌ってるときの表情がとてもいいね。
楽しいって気持ちが聴いてるだけで伝わってくるくらいだよ。
いい笑顔してるねっ♪
この胸がきゅ〜ってなる気持ち…
歌声で心を奪われるなんて運命だねっ、運命でしかないね…☆
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作者名:いつき | 作成日時:2020年5月3日 23時