story24 ページ24
「お待たせしました!」
純白のワンピース姿はあまりにも俺のどストライクでどこに目を向ければいいか分からなくなってしまった。
だって、これ以上俺の視界に入れてしまうと抱きつきたい衝動と好きだという気持ちが一気に溢れてしまう。
「ワンピースとかちょっとイメージにないですよね、私……」
千秋「全然そんなことないぞ!すごく綺麗で似合ってる…可愛い!」
「あ、ありがとうございます!」
思わず本音が出てしまったが、出てしまったもんは仕方ない。むしろ、可愛いってもっと言いたくて堪らないもんな。可愛いぞ、未桜ちゃん!
*
水族館は家族連れやカップルが多く、
休日だけあってたくさんの人で賑わっていた。
「そういえば、どうして今日は水族館に?」
どうして…羽風が言ってたからとは言えるわけがない。正直に言うと未桜ちゃんとふたりで出かけられるならどこでも良かった。
いや、本当は未桜ちゃんに行きたいところを聞くべきだったがその時はそんな余裕がなかった。
千秋「俺のメンバーがここの水族館がオススメだと絶賛してて気になってたんだ!今日は俺のリクエストを押し付けてすまない!次は未桜ちゃんの行きたいところに行こう!」
あああ!さらっと言ってしまったが、彼氏でもない奴が勝手に次も行けると思っている自意識過剰男だと思われてしまったかもしれない!
「次も…一緒に行ってくれるんですか?」
千秋「も、勿論だ!むしろ、一緒に行かせてほしい!」
「じゃあ、今日が終わってもまた楽しみが続きますね!」
その言葉があまりにも嬉しくて顔がおもわずにやけてしまいそうだった。や、にやけてたかもしれない。
次は彼氏として、一緒に出かけられたらいいな。
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作者名:あねもね | 作成日時:2020年8月24日 14時