【あんスタ】君と私の距離【短編集】

ヒーローの涙　【守沢 千秋】 ページ2

『千秋.......』

「っ！？.....Aか！！どうした？」

さっきまで、声を押し殺しながら泣いてたのに。どうして、どうして笑顔で誤魔化すの？
ねぇ......いい加減....本心出したら？

『千秋？千秋さ.......泣いてたよね？』

「え？.....泣いてなんか無いぞ！心配するn」
『するよ！！！！』

私は千秋の言葉を遮り、そういった。

『心配するな？泣いてなんか無い？......嘘つくなよ！！！なに？そんなに.....そんなにヒーローになりたい？』

「A......」
『ヒーローだって、ヒーローだって！！一人で出来なくて、仲間と合うのに......千秋は、なんで、一人で.....全部背負うの？』
「それは....」
『そんなに、私が、いや、流星隊が.....頼りにならない？』

「それはない！！俺だって頼りたかった！でも、ヒーローとして情けないような気がして....」


ｷﾞｭｯ


『情けなくなんかない。ヒーローには、仲間に助けを求めるっていう仕事もあるの。だから、いっぱい泣いて？情けないなんて思わないで？』

「あぁ.....」

離れようとすると、ギュッと手を腰に回され、しばらく出られなかった。
静かな教室には、千秋の鼻をすする音が響いた。

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ラッキー台詞

薫「ｵﾚﾉﾎﾝｷﾐｾﾃｱｹﾞﾖｳ」

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