黒バス短篇集＊ハナミズキ＊

火神大我＊待ってる人 ページ20

【火神目線】※大人設定



白い息を吐きながら半年ぶりに戻ってきた日本…アイツのいる場所まで走る





『Aさん、毎日火神くんと約束した場所に行ってるみたいですよ』




黒子(相棒)から送られてきたAの現状
ほぼ毎日していたメールや電話の様子とは違った無理をしている彼女の様子





火神「クソッ…バカヤローかよ俺は…」





アイツが見せてた一面はほんの一部分って事に気づいてあげられなかった
近くにいないだけでこんなにも気づけないのか
自嘲の言葉だけが浮かんできて怒りを通り越して情けなくなる





ちょっと離れるだけだって、置いていかれる側にしてみれば相当な苦痛だったと思う
果たして俺はAの事をちゃんと考えてやっていたのだろうか






火神「っ！」





それでも謝罪の言葉よりも先に、お前に伝えなきゃいけないことがあるんだ





『愛してる』





その一言を約束の場所で、待っていてくれた人
信じてくれた女性(ひと)に

高尾和成＊お祝い→←宮地清志＊お祝い

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す