極度のアニヲタ美少女はキセキに興味がありません 3【黒子のバスケ】

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虹｢お前ら頑張るのはいいが休憩しろ！全員、10分休憩！！しない奴は強制的に休ませるからなー｣



最早、普段の練習風景みたいになっている自主練を見ていた虹村さんが、ずっと誰も休まないのを黒い笑顔で咎めました。あの人、清兄に似てますね



白｢みんなー、スポドリだよー！｣



なんて思っていると、これまで選手に見惚れてあまり仕事が進んでいなかった白椿さんが、莱愛さんが用意したスポーツドリンクを持って行きました



誰にもスポーツドリンクを取られたくないのか、一人でカゴ二つ分のスポーツドリンクを運んでいるんですけど……



意外と腕力はゴリラなんですかね？



莱｢A、私は今洗い終わった洗濯物を取ってきますわ。Aはタオルを配るのをお願いしますわね｣



貴｢はい、わかりました｣



ようやく畳み終えたタオルを詰め込んだ洗濯カゴを持ち上げると少しよろめきながら近くの選手から順に配っていきます



白｢キャッ！？｣



あっ、白椿さんが転けました。それにより、ちゃんと蓋が閉まっていなかったらしい一本のスポーツドリンクが溢れてしまっています



白｢ふえぇ、いたーい(涙目｣



桃｢瑠奈ちゃん、大丈夫！？｣


桃井さんが一早く心配した顔で駆け寄ると慌てて新しいタオルで床のスポドリを拭く。マネージャーの鏡ですね。流石です




黄｢大丈夫っスか！？瑠奈っち｣



緑｢一人で運ぼうとするからなのだよ｣



嘘泣きをする白椿さんの周りに集まった黄瀬くんと緑間くん



白椿さんは傍に来た2人のズボンの裾をチョンと握って捨てられた子犬みたいな顔をしました。本当にどこで身につけたんですか？その演技力



白｢早く皆にあたしが作ったスポドリをあげたかったんだもん(涙目＋上目｣



青｢健気だな、お前｣


青峰くんも傍に来て白椿さんの頭を撫でるとニヤけそうな口を隠す白椿さん



私が居る位置からはニヤけた口がバレバレですけどね。というか、やっぱりキセキの皆さんって割とポンコツですよね。



可愛ければ性格が悪くてもいいんでしょうか？



緑｢だが、スポドリが一本足りなくなってしまったのだよ｣



赤｢他の人が飲んでくれ。俺は大丈夫だ｣



虹｢お前それで倒れたら蹴るからな｣



赤司くんがスポーツドリンクを譲ると、どの選手も申し訳なさそうにしつつカゴから持っていく



練習が相当ハードなのでこれは仕方がないですね。



黒子くんとか床に伏せて動きませんけど大丈夫でしょうか？

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