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私の顔を覗き込んできた萊愛さんは暫く私の顔を見てからスッと目を細めて白椿さんを見ました。そしてクスリと笑うと耳元で囁く
萊「手紙読まなかったんですの?大丈夫ですわよ。Aは何も心配しなくて良いですわ」
はぁ、萊愛さんはどうして分かるんでしょう?というか、手紙の内容って本気なんですね
赤「萊愛も来ていたのか。おはよう」
萊「おはようございますわ」
黄「そういえば、梨奈っち遅いッスね」
緑「確かに遅いのだよ」
桃「いつもなら同じぐらいの時刻に来るのにね?」
茶摘さんが居ない……。ただの風邪か急用で休みだったら良かったんですけど白椿さんが何やらニヤリとしているので違いますね
私と萊愛さんを嵌める前に、まずは茶摘さんを嵌める気ですか。これは予想外です
萊(やはり私やA、桃井さつきよりも一番最初に梨奈を狙いましたわね。残念ながら予想通りですわ)
茶摘さんも助けてくれるのか心配でチラッと萊愛さんを見ると萊愛さんも茶摘さんが来ていないことに疑問を感じていました。えっ、まさか予想外だったってことですか?
茶摘さんは一体、何をされたんでしょう
萊(今の時間なら彼は学校に着いてますわね。連絡しても通じませんかしら?)
ゴソゴソと萊愛さんがポケットから携帯を取り出しました。茶摘さんに電話するんでしょうか?
萊「少し屋上で梨奈に電話をかけてきますわ」
赤「あぁ、頼んだ。俺は先生に聞きに行ってみよう」
黄「ただの風邪だと良いんスけどね」
黒「そうですね」
何やら皆が深刻そうな顔をしていますが白椿さんの裏の顔を知らないはずなのに一体なぜでしょう?
桃「ニュースでやってた人達に攫われていないと良いんだけど」
青「あ?ニュースで誘拐事件なんてやってたか?」
私も知りませんでした。昨日の夕飯は清兄がテレビを独占してましたので……
何を見ていたかって?清兄がテレビを独占してたんですから、勿論みゆみゆですよ。歌番組です
緑「だからお前はダメなのだよ。昨日のニュースでやっていただろう」
青「知らねーよ。どんな内容だ?」
黒「青峰君、ニュースは見た方が良いですよ」
緑「どうせ貴様に教えてもらったスグに忘れるのだろう?」
貴「私も知りません。教えてください」
緑「最近、此処の付近で女子中学生を攫う輩が彷徨いているらしいのだよ」
青「おい!俺の時と態度が違いすぎねーか!?」
緑「当然なのだよ」
黒「当たり前です」
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苺 - 大ちゅきです!頑張ってください!更新待ってまふ(はぁと (2020年6月26日 16時) (レス) id: 13b0dc150f (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - とても面白いです!更新頑張ってください! (2020年5月24日 19時) (レス) id: 17d09f1ed9 (このIDを非表示/違反報告)
もちネコ(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» コメントありがとうございます。私も灰崎君は結構好きなので、いつか挑戦してみたいですね (2019年5月30日 19時) (レス) id: 73f5ade46e (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様の小説も書いて欲しいです (2019年2月16日 18時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
もちネコ(プロフ) - ボケ犬さん» コメント有難うございます。莱愛が意外と人気でびっくりしています (2019年1月14日 22時) (レス) id: 73f5ade46e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちネコ | 作者ホームページ:
作成日時:2016年5月1日 0時