5章任務開始 9話 ページ3
〜Aside〜
私は、もう既に冷めてしまった和定食の置いてある席にドカッと座り、おもむろにマンゴープリンをスプーンですくって口へ含む。
とっても美味しい。
…だけど美味しくない。
こんな気持ちで食べたって、美味しさも半減だ。
だけど、神田さんのあんな態度はどうしても許せない!!
そのイライラを飲み込むように、マンゴープリンを一気にバクバク食べる。
「A!
…大丈夫でしたか?」
アレンも大量のお皿と料理が並ぶ私の隣の席へ座る。
私は3つ目のマンゴープリンを食べきって、アレンへ向き直る。
「うん。
私はなんともないよ。
ちょっとイラついただけで…
でもさ…なんか、冷静になってみると、ボクその場の勢いで感情に流されちゃってたよね。
クズとか…めちゃくちゃ酷いこと言っちゃった」
マンゴープリンを食べきった後はお腹も満たされて頭も幾らか冷静になって、私が随分と周りが見えなくなっていたことに気づく。
先程までの騒ぎは無くなったものの、今度は私に対しての視線が痛く感じる。
周りがチラチラとこちらの様子を伺ってくるのは、こちらも気分が悪い。
…さっきは私も怒鳴っちゃったから仕方がないのだけれど。
「アレンも…ごめんね?
びっくりしたよね…なんか頭にきちゃってつい…」
「確かに少し驚きましたけど…Aが言っていたことは正論だと思いますよ。
きっと神田もちょっとは反省してると思います」
そう言って、私の頭をポンポンと優しく撫でる。
「ちょっと、アレン…ボクのこと子供扱いしてるでしょ」
「してませんよ」
「本当かな…ボクのほうが歳上な筈なのに←」
本当、アレンと一緒にいると自分が如何に子供かがわかる。
ちょっとしたことですぐにムキになって暴言吐いて…そんな自分に嫌気が指す。
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水風ルカ(プロフ) - はじめまして。お忙しいとは思いますが、次の更新待ってますね(*´▽`*) (2017年3月25日 21時) (レス) id: ac47d3825e (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 樹乃さん» リプありがとうございます!恋愛要素!!ついに来ますか!楽しみです♪え、ええ!?読んでくださってるんですか!?とても嬉しいです!お互い頑張りましょーう!! (2016年11月3日 17時) (レス) id: a317f5304b (このIDを非表示/違反報告)
樹乃(プロフ) - 葉月さん» コメントありがとうございます!いつも夢主ちゃんの心境を文章で表現するのに苦戦しているのでそう言っていただけて嬉しいです!徐々に恋愛要素も入れようと思います!葉月様の書く小説の神田様がとてもカッコいいので、私の方こそ応援してます^^* (2016年11月3日 16時) (レス) id: 4de05ab2b2 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - コメント失礼します!樹乃さんの文章とても好きです!これから夢主と神田様がどのような関係になっていくか楽しみです!更新頑張って下さい!!応援してます! (2016年11月3日 11時) (レス) id: a317f5304b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:樹乃 | 作成日時:2016年10月29日 16時