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3章黒の教団 13話 ページ37

「私は室長助手のリナリー。
室長の所まで案内するわね。
よろしく」


…中に入って早々に自己紹介が始まる。


「えっと、アレンくんの隣の方の名前、教えて貰ってもいい?」


そうリナリーが言うと、そいつは黒い帽子を脱いだ。


黒い髪の毛がはらりと現れる。

肩ほどの長さの髪の毛を後ろで結んでいる。

予想よりもはるかに白い肌に、黒い髪と目が映えた。


女みたいに少し幼い顔立ちだ。

コイツもモヤシのように…いや、それ以上にヒョロヒョロしてやがる。


こんなんで、本当にここでの仕事が務まるのかよ。

…俺にはどうだっていいことだが。


それにしたって、コイツはリナリーを目の前にして始終ニヤニヤしている。

リナリーに気があるのバレバレだろうが。

そんな顔ニヤけるぐらいなら帽子被っていた方がまだましだろ。


…仲良しごっこじゃねえんだよ。

くだらない。


俺はここにいても無駄だと思い、くるりと踵を返す。

その瞬間、声をかけられた。


「あ、カンダ」


誰だよ、いきなり馴れ馴れしく呼んだやつは。


俺はモヤシを睨む。

黒帽子野郎も怖じけたづいたのか冷や汗を流している。


「…って名前でしたよね…?(汗)」


そう言って手を差し出すモヤシ。


「呪われてる奴と握手なんかするかよ」


俺はそう言い放って後ろへ向き直る。


俺は誰ともつるむ気はねぇよ。

特に、お前らみたいなタイプは嫌いだ。


〜神田side 終了〜

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設定タグ:D.Gray-man , 神田ユウ , Dグレ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:樹乃 | 作成日時:2016年10月3日 17時

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