2章白髪の彼と私 1話 ページ13
「もう、貴女って人は…どれだけ私たちが心配させられたかわかってるの!?」
「はい…すみません。」
約2時間弱、正座でアリイさんのお話をお聞きしている←
30分超えたあたりから、足の痺れがピークに達したけれど、余りにも同じ姿勢でいすぎて1時間を超えたらもう感覚がなくなってきて、今は完全にない。
これは…絶対に立てないやつだ…
ってか立ったら最後、足の痛みってやつだな。
いや、痛みどころじゃないか。
足折れるな、きっと←
「ちょっと、話聞いてるの!?」
「はい、めちゃくちゃ聞いてます←」
昨日の夜、無事アレン・ウォーカーを病院に送り届けた後、道に迷い(相当迷った)ながらも、アリイさんの家にたどり着いた。
しかし、その時既に夜中の0時を回っていて…さて、そんな時に、いきなり出ていったはずの私が帰ってきたとなると…どうなるか想像できるかな?
うん、正座で2時間お説教だよ←
だけど、私が家に入った時、アリイさんとトルトさんがとても心配した顔で、寝ずに私を待っていてくれたみたいで、なんだか胸がジーンとした。
…その後2時間お説教になるとは思ってもいなかったけどね。
「まぁまぁ、そのへんでいいじゃないか。
何よりAさんも無事だったんだしさ」
流石に2時間のお説教は長いと思ったのか、トルトさんがアリイさんをなだめる。
「はい、無事です、めちゃくちゃ無事です、めっちゃ元気です←」
すぐさま私も口を出す。
とにかく、これ以上の正座は避けたい。
というより、もう限界突破してますからね←
「…それもそうね。
私もちょっと熱くなりすぎちゃった…。
でも、絶対に今度からはあんな事しちゃダメよ」
はっ!
やった!
やっと解放される!!
「はい!!もう絶対にしませ__」
バタンッ!!!!
…めちゃくちゃ痛い←
立ち上がろうとして顔面強打しました←
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作者名:樹乃 | 作成日時:2016年10月3日 17時