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1章ある街にて 11話 ページ12
「アレン・ウォーカー」
今度は、そうはっきりとその名前を呼んだ。
それは確信でもあった。
根拠はなくて、ただ単に私がそう感じただけであったけれど、彼はアレン・ウォーカーで、私は彼に出逢ったことがある。
遠くから、人のしゃべり声に混じって、あの泣いていた男の子の声が聞こえた。
お医者さんを連れてやってきた彼は、私に気がついたらしく、こちらを向いて話しかけた。
「
病院まで運ぶの手伝って!」
「……(汗)」
「…お兄さん?
どうしたの?」
「いや、何でもないよ←
運ぶの手伝うから」
…私のシリアスな雰囲気をぶち壊したのは、紛れもない彼だ。
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作者名:樹乃 | 作成日時:2016年10月3日 17時