29 ページ31
先「明日は部活見学最終日だから、今日明日でしっかり見に行くようにね」
さいならー、とホームルームの終わりを告げる声が響き、とっくに荷物を詰め終えたスクバを肩にかける
天「あ、スタジオ貸してくれるタイミング教えてもらえたから今日このあと「ごめん、ちょっと校門で待っててくんない？」えー？」
「先約があんの」
天「うーん、じゃあかしたろさん先に「僕も用事が」えー…」
歌「そらるさんもまふくんもいるし先行ってなよ？」
天「…なんか、隠し事してるでしょ」
中途半端に勘がいいのは本当に困る
さっさとことを終わらせて合流したいのだ、頼む、見逃してくれと天宮に視線を送るがそれには気付かず
代わりに「もしかして二人とも一緒？」と図星を突かれる
「…天宮、頼むから「天月くん正解！中庭に用事があってね！ってことでちょっと桐原さん借りてくねー！」あっ伊東、ちょっ、待って！」
気がついた時には伊東に腕を引かれて教室を飛び出した
遠くなる、さっきまでいた箱の中では「告白？」「んなわけないでしょ、別の用事じゃない？」「でも中庭って」「告白の定番だからってそれは…」と会話する声
抜け出す前にも聞こえていたが、大きくなった女子達の声は階段の前まで響いていた
□■
ええ…、と取り残された僕は立ち尽くした
「天宮、伊東と桐原って…」
「いやいや、それはないと思うよ？」
だって、まだ歌詞太郎さん、心開き切ってないし
「中庭だから、廊下の窓から見れるじゃん…！」
突然、教室の端で女子がそう声を上げると、わー！っと一斉に廊下に人が集まる
…違うことは、わかるんだけど
わざわざここまでして隔離されたところで話すことって、なんなのかなって疑問が頭を支配してて、それところじゃない
それどころじゃない、はずなんだけど
「天宮いくぞ！」
「えっ、うわっ！？」
クラスメイトに腕を引かれて廊下の窓の前
この時期は風で校内にものが飛んでくるからと鍵は先生達が閉めていて開けることは出来ない
ガラス越しに外の中庭を見ると、丁度二人が歩いてきた
…なに、話してるんだろう
…僕に話せない、ことなのかな
そ「天月！」
「、そらるさん！」
隣のクラスから顔を出して僕を呼ぶそらるさん、その後にまふ
そ「…こっちこい、下行くぞ」
人混みをかき分け、近寄るとそう言われてまた腕を引かれる
…振り回されすぎ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 99人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
四葉ゆう(プロフ) - よかった！！当たってましたw!スマホゲームの方でもグリグリの曲はやってて楽しいので分かります！ランダムスターほしい。。。 (2018年2月26日 22時) (
レス) id: 9b32a0a8f9 (このIDを非表示/違反報告)
冷夏(プロフ) - 四葉ゆうさん» コメントありがとうございます！そうですね！バンドリ影響もあってこの作品を書こう！ってなったので少々お名前お借りしました…！ありさとかすみがであってライブに行ったところはかなり印象強いので… (2018年2月26日 19時) (レス) id: 62d313ea51 (このIDを非表示/違反報告)
四葉ゆう(プロフ) - すみません今6まで読んだのですが、、、これってバンドリのグリグリですよね、、、めっちゃすきなので嬉しかったです！！！ (2018年2月26日 19時) (レス) id: 9b32a0a8f9 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ん - 冷夏さん» いや、上手いですし。自分の周り、上手い人ばっかりだな...。あ、歌唱力ですか?いいですよ!ただし、音痴になりますよ( (2018年2月12日 12時) (レス) id: 393f783d16 (このIDを非表示/違反報告)
冷夏(プロフ) - 抹茶んさん» 下手です！なんで載せたのか今になって意味わかりません！完全に深夜テンション…！わけられるものなら分けたいです。その代わり歌唱力をいただきますけど() (2018年2月12日 2時) (レス) id: 62d313ea51 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：冷夏 | 作成日時：2017年11月7日 20時
