【御幸&亮介と『えろまんが』(2)】★ ページ44
「あぁそれもそうだねごめんごめんところでAってさぁ…」
「物凄い棒読みなんだけど!?」
「こういうの読んだことあるの?」
おざなりな謝罪をしたあと、亮介はその漫画を見せて聞いてきた。
「……さ……さぁね……」
ある、と答えれば「Aもやるね」とか言われそうだし、ない、と答えれば「かまととぶるな」と言われそうで、私は答えを濁した。
実際は……ない。
あるワケがない。
「……ふーん……じゃあさ……」
すると、意外にもそれ以上突っ込まず、亮介は話を先に進める。
…ただ、その笑みがより一層妖しくなった気が…。
「コレさぁ、いくら漫画でもデカ過ぎると思わない?」
そう言って亮介が指差したのは、その漫画の一コマで…
だ、男性の、アレなワケで…
「…っ!」
「あー、こりゃ確かにデカ過ぎますよねー。」
フリーズする私を余所に、御幸が漫画を覗き込んでしみじみと感想を述べている。
「でしょ?さすがにやり過ぎだよね?」
「ここまでされると萎えますねー。」
「…ちょ…なんっ…!」
「ねぇどう思うA?」
「女子から見るとどうなんですかー?」
異常なほど顔が火照る中、亮介と御幸が二人してニヤニヤしながら私の様子を窺う。
こ…こいつらは〜!!
「…ど、どうでもいいし…!」
「いやいや、どうでもよくないよ?ここまでデカいと
「もうやめてええぇぇぇ!!」
「…亮さん…Aさんがオーバーヒートしてます…」
どうにも聞いていられなくて耳を塞いでブンブン首を振っていると、御幸が苦笑いを浮かべて亮介を止めてくれた。
その亮介はようやく漫画を閉じると、フッと表情を和ませて、ポンポンと片手で私の頭を軽く叩く。
「…ごめん、やり過ぎたね。」
「ほんっと最悪!セクハラ!」
「だってAの反応が可愛いからさ。」
「…っ、か、かわ…!?」
眉を下げて笑う亮介がサラッと言ったセリフに、私は思わず言葉を失ってしまった。
…か、可愛いって…!
ちょ…待っ…!
「ほんとごめん。お詫びにさ…」
スッ、と頬に亮介の手が添えられて、ドクン、と心臓が跳ねる。
そして___
「この漫画あげるから。」
「要らないっつーの!!」
最後まで私をからかう亮介に被せ気味に怒鳴ると、御幸がお腹を抱えて爆笑していた。
(神立様リク)
【成宮&御幸と必要な知識(1)】★下ネタ有(^^;→←【御幸&亮介と『えろまんが』(1)】★下ネタ有(^^;
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雪星(プロフ) - さーたんさん» 楽しんでもらえたようで良かったです!とりあえず、照れはするだろうな、と。それからの反応はそれぞれ違うだろうな、と思いながら書きました(>_<)ゾノはこのシリーズのオチ担当です(笑) (2017年3月2日 20時) (レス) id: 51d66f5e63 (このIDを非表示/違反報告)
雪星(プロフ) - のりさん» ゾノは、あの歌を歌ってる場面がポンッと降ってきまして(笑)御幸の回なのになんだかゾノがメインになってしまったような…(^^;まぁ面白くなったからいいかな、と(^^; (2017年3月2日 20時) (レス) id: 51d66f5e63 (このIDを非表示/違反報告)
雪星(プロフ) - 桜さん» いえいえ、こちらこそせっかくリクしていただいたのに、お応えできなくて申し訳ありません(T_T)再開したら、またヨロシクお願いします! (2017年3月2日 20時) (レス) id: 51d66f5e63 (このIDを非表示/違反報告)
さーたん - やばいですね!!!事故チューどれも最高でしたッ!金丸はかわいいし亮さんはかっこいい!!そしてゾノの登場にはわらいました笑 みんなが照れててテンション上がりました笑 ありがとうございます!!笑 (2017年2月19日 0時) (レス) id: a56f300cf9 (このIDを非表示/違反報告)
のり - 雪星さん» ども、おひさです。…とりあえず、ゾノwお主は我をわらかしてくるのぅw御幸の話を読むとデリカシークラッシャー御幸を思い出してただでさえ吹いちゃうのにw (2017年2月16日 23時) (レス) id: 7a0132dcf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪星 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年7月29日 18時