クレイジーサイコホモ系幽霊【うちはマダラ】

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いよいよ周りの視線がキツくなってきた



『あのマダラさん、場所を変えませんか？』


マ「なぜだ？」



いや分かってください、あなたのせいで私すごい悪目立ちしてるんです






朝のHRまでまだ時間はある




遅刻しない程度にマダラさんと話してからでも遅くはないだろう



ここはもう強引にマダラさんを連れていこう

よし、そうしよう



そう思い私はマダラさんの腕を掴んだ






______掴んだ？？








『うわあぁぁぁぁ！！！！！！』


マ「うるさい、砂利が」




なんでマダラさんはこんなに冷静でいられるんだ





『だ、だって掴めましたよ！？今！！マダラさんの腕！！』


マ「俺のことが見えているんだ、触れることができてもなんらおかしくはないだろう」


『そういうもんなんですかね！？』





まあ確かに視認できているから触れることができても何もおかしくはない、マダラさんのいう通りだ




『それでも驚くもんは驚きますよ！！』




そうこちとら幽霊に触るのなんて初めてだ
驚くなという方がおかしい




マ「はぁ…行くぞ、場所を変えるんだろう？」




マダラさんは本日2度目のため息をつき、今度は私の手をひく


マダラさんに掴まれている手首のあたりには生きている人間特有の温かさはなくて


あぁホントにこの人は幽霊なんだな、と実感した





『というかマダラさん、移動できたんですね』



てっきりあの桜の木限定の地縛霊かなにかかと





マ「今までお前以外に視認されたことはなかったからな、あの場所を動こうとすら思わなかった」




そう続けるマダラさんの後ろ姿は少し寂しそうだった

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