35【委員長side】 ページ37
「ずっと君の事が未練だった」
委「え？」
彼が突然発した言葉に驚く
てっきり何も言わずに去ってしまうものだと思っていた
委「それってどういう…」
私に背中を向けていた彼がゆっくりとこっちを向いた
「かすみ」
委「、え」
かすみ、って私の名前…
なんで知って…
「君のお兄さんがそう呼んでたじゃないか」
"「……み……！………かすみ！！どこだ！！」"
あの日、兄が私の名前を呼びながら探してくれていた事を思い出す
「君にまた会えて良かった、俺にまた会おうとしてくれてありがとう……これでやっと…」
委「…！」
やっぱり今までの事は全部彼のやった事なのだろう
委「じゃあうちの生徒達が消えたのも…あなたがやったの？」
「巻き込むつもりはなかったけど、君にどうしても会いたくて少し仕込ませてもらった」
彼の言っていることがあまり理解出来ない
私に会いたかった…？
仕込む…？
「俺は生きていたときの記憶が無い。
だから、やりたかった事とかやり残した事も分からない。何をすれば成仏出来るのか、俺の未練ってなんなのか、なにも分からなかったんだ」
彼がゆっくり語りだした話を私も耳を澄ませて聞いた
「そんなとき君に出会ったんだ、かすみ。
君に出会ったあの日から何故かずっと君の事が気がかりで、いつしか君の存在が俺の未練になっていた
また会えればいいな、また会いたいなって
あの日から今日までのたった数年が、とても長く感じたんだ
だから、君が俺に会いに来てくれてうれしい。
俺と同じ気持ちでいてくれてうれしいんだ…
…これで…やっといけるよ……」
委「！！」
そこで彼の身体を白い光が包んだ
瞬間、朧気になる意識
もっと伝えたいこと話したいことはあったハズだった
けどいざ彼を目の前にして出た言葉はたった一言
飛びそうになる意識の中私は声を振り絞って叫んだ
ずっと伝えたかった事を
委「っ、ありがとう！！！！」
溢れる光の中彼が少しだけ微笑んだ気がした
またしても私の記憶はそこで途切れた
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マニ。(プロフ) - 夏目さん» ✉️。こっちもとても面白いです！何回も返事送って申し訳ないですがこれからもファンとして応援してます、ボードの返事もお待ちしています。夏目さん。😊 (11月25日 10時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - きくさぶなそれさん» キャラ達の掛け合いとかスピード感とか結構意識してるのでそう言って貰えてマジ嬉しいです‼‼‼ファンだなんて恐れ多い、！！！ありがとうございます！！！！ (7月19日 16時) (レス) id: 72b96c777b (このIDを非表示/違反報告)
きくさぶなそれ(プロフ) - リズミカルでスピーディーな話の進み方がなんだか面白くて気付いたらこの作品のファンになってました！とてま面白いです！マダラさんと夢主ちゃんの掛け合いも漫才みたいで楽しいです！なによりツッコミの才能ピカイチの夢主ちゃんがおもしろ可愛いです！応援してます！ (7月19日 15時) (レス) @page17 id: 0cccc81a8c (このIDを非表示/違反報告)
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